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South Korea (全羅南道) ブログトップ

JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR -DAY3 羅州~務安~関空- -完- [South Korea (全羅南道)]

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かつてナジュ(羅州)の町の中心であった『錦城館』を背にして歩き出した。

小一時間だが、今回のツアーでは貴重なフリータイム、
キレイに整地された通りをたどるとその先にはメイン・ストリートであろう商店街が伸びていた。

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ヒヤカシながら歩いたものの、そこはメイン・ストリートとは言い難い侘しさ、
もっぱら婦人服店が軒を連ね、ファストフード店もなければコンビニもない。

クルマどおりの激しい幹線道路に出ればそれらしい店があるかもといつもの無手勝流に歩いたが、
今度は登山系のアパレル・ショップが並ぶばかりで、踏み入れるような店はなかった。
ショッピング・モールがあり、見慣れたチェーン店が並ぶ画一的などこかの国の地方都市と違い、
これが正しい地方都市の在り方、本来の姿なのかもしれない。

いつの間にか雨の気配は消え、昼過ぎからは気温が上がって、歩いていると汗ばんでくるほどだ。

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昨夜のことを思い返しながら、通りを探りながら歩きつづけた。

「ヨンポタン」の夕食を楽しんだ後、ツアーは海辺で催されるレーザー・ショウに連れ出された。
時折、落ちてくる雨粒を気にしながら、海風に吹かれ、水辺のテラス席で食後のひととき。

観光局の方が手を尽くしてくれたようで、レーザー・ショウに「ようこそ」と日本語パフォーマンス、
BGMにはアジアでも大ヒットした有名5人組アイドルの曲が流れていた。
さりげない「オモテナシ」の心遣いに感謝しながら、
「そのグループ、解散したけど」というツッコミをノド元で飲み下した。

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上演後、海際のテラス席の背後にあったホテルへ歩いてチェックイン、
みなのバゲージは先にドライバーさんが降ろしてくれていて、これまた感謝。
一人旅ばかりの身からすると、ツアーって至れり尽くせりですね。

チェックイン前に近所に「ロッテマート」がある、という情報をもらっていた。
すでに時計は21時を回っていて、買いたいものもなかったが、
詰め込まれたスケジュールのなかの憩いの時間を部屋でツブすのはもったいなく思えた。
ボディガードと道案内を名乗り出て、「10分後にロビー集合」の決め事ともに各々、部屋に上がった。

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ソウルにあるものと変わらないサイズで「ロッテマート」は営業していた。

韓国慣れしているツアー・メンバーにオススメお菓子などを教えてもらい、軽口を叩きながらブラブラ、
それぞれ会計を済ませた帰り道はカフェに入る人もあれば、チムチルバンに出向く人も。
ホテルから2ブロックほどなので、道案内もお役御免、ボディガードが必要なほど物騒な国でもなく、
なにも買わない身軽さでそのまま遠回りして夜の街を探索することに、幸い雨は上がっている。

地方なのでソウルや釜山のような人混みや喧騒に出会うことはないのだが、
なぜこうも落ち着いた雰囲気なのかと考えると、
ファストフードやチェーン店のドギツイ色合いのカンバンが圧倒的に少ないことに気がついた。
全羅南道の静かな町並みは目線すらも休ませてくれるのだ。

飲み屋からはニギヤカな声が漏れてくる、もう少し遠回りして帰ることにした。

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ナジュを後にしたクルマは40分ほどで『務安国際空港』に到着、48時間前降り立った場所に戻ってきた。

新品の空港ビル、出発ロビーはピカピカしている、人が少ないのでそのキレイさが余計に引き立つ感じだ。
「国際空港」ではあるが、開いているチェックイン・カウンターは「チェジュ・エア」のみで、
空港とは思えないぐらい人がいない。

#mokpo #モッポ #木浦 #韓国 #全羅南道 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


手続き待ちの行列もなく、こりゃあ、すぐにボーディング・パスが出るなあ、と思いきや、
カウンター・スタッフがすべて新人、ヨーイドンの研修体勢、彼女たちの着揃えたスーツがどれも新品だ。

不安げに広げた手帳を見ながらチェックインの作業をする彼女らの背後には教育担当だろうか、
「鬼」女性上司が立っている、悪いけど絵に描いたように「鬼」的表情、傍目にも顔が怖いヨ。

「ケンチャナヨ~、ユックリでダイジョブヨ~」そういいながらパスポートを出したものの、
平均よりは明らかに時間がかかっている、手帳をめくる右手が忙しくなると鬼教官の叱責が飛ぶ。

がんばらんと他の空港でやっていけんぜ、と眺めていると無事にボーディング・パスが渡された。

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ここで悲しいお知らせ、なんと「出国審査場」が搭乗60分前にならないと開かないとのこと。
国内線と一緒じゃん、と笑えたが突破もできないので一同、出発ロビーのベンチで待つことに。

おまけに出発ロビーにはレストラン&カフェが一軒営業しているだけ、コンビニもないのはご愛嬌。

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ここで3日間お世話になったガイドさんとドライバーさんとも別れの時、
「務安にお客さんが来るように書いてくださいね」との熱いメッセージ。
かつてこの路線は定期運行化せずに途絶えた過去があるので、
光州から高速を引っ張ってまで造った務安空港へかかる期待はさらに大きいようだ。

きっとダイジョウブ、全羅南道には韓国通でも口にしていない美味しいものが山ほどある。
舌の肥えた日本人旅行者を唸らせるグルメがきっと彼らを惹き付けることでしょう。

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韓国No.1LCCの「チェジュ航空」で気軽に全羅南道へ。
国内線より安い運賃、国際線ながらわずか100分のフライトで魅惑の韓国料理に出会えるのだから。

今回の3日間海外旅行は旅人生初経験の短さ、それでも毎食ごとオイシサとオドロキの食卓でした。
あ、そうそう、2泊とか3泊で「弾丸」とかツブやく輩がいますが、それただの「旅行」ですから。
「弾丸ツアー」は現地0泊、響きのいい言葉に踊らされないように。

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ロビーのベンチでしばし時間をつぶし、「出国審査」へ。

搭乗ゲートが2つしかない小ぶりな空港だが、免税店は営業中、
空港内はフリーのWi-Fiも飛んでいるあたりがやっぱり韓国、出発までは退屈知らずです。

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「チェジュ航空」では機内で楽しめる「AirCafe」が人気を集めている。

飲み物や機内食はモチロン、イメージ・キャラクターの「東方神起」のグッズが大人気。
機内でしか買えない、つまりは搭乗者しか購入できないプレミア・グッズなので、
それ目当てに「チェジュ航空」に乗る「ペン」もいるとか。
https://www.jejuair.net/jejuair/jp/com/jeju/ibe/serviceinfo/additional/air_cafe.do (AirCafe)
フライト中には「じゃんけん大会」や「くじ引き大会」で搭乗記念グッズが当たる、なんて催しがあることも。。
他社にはないフレンドリーなクルーの対応が旅を楽しくしてくれます。

7C1314便は定刻の15:20より少し早く務安の地を蹴り、全羅南道の地から飛び立った。


追記;
7C1314便は定刻の17:00より10分早く、関空に到着、FAMツアー自体はこれにて完結。
こちらは21時台の最終便で羽田へ向かい、そこから帰宅の途へ。
4時間後のフライトは『KALラウンジ』に滞在し、『ぼてじゅう』で夕食を取りつつ、待つ形。
これまた「PriorityPass」の有効利用です。

FAM TOUR 行程 <DAY1=グリーン、DAY2=ネイビー、DAY3=オレンジ>



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フライト・スケジュール
大阪(関西) - 務安
7C1311 12:30-14:10 月、水、木、金、日(4/30~6/14)
7C1313 18:30-20:10 水、金、日(5/2~6/13)
務安 - 大阪(関西)
7C1312 10:00-11:40 月、水、木、金、日(4/30~6/14)
7C1314 15:20-17:00 水、金、日(5/2~6/13)

http://www.jejuair.net/jejuair/jp/main.do (JEJUAIR 公式サイト・日本語)




JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR

2018年4月30日~5月2日 by 7C1311&7C1314


-完-


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JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR -DAY3 木浦~羅州- [South Korea (全羅南道)]

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―DAY3―

朝なのに外はモヤって薄暗い、夜半に降った雨のせいか、路面はたっぷりと濡れていた。

到着時から徐々に下り坂、というガイドさんの天気情報のまま、
3日目の朝の空は今にも泣き出しそうな表情をしている、朝の時点で降っていないのが幸いなぐらいだ。
こちらの神通力もそろそろ品切れかなと思いつつ、朝8時キッカリに朝食場所の1階レストランに下りた。

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モッポ(木浦)に来てようやくツアーのペースがダウンした。

今日は15:20の帰国便まで余裕があるのでホテル出発もゆっくり、朝食ものんびりモード、
ガイドさんオススメ地元名産の「ミヨク・タン(ワカメスープ)」をいただき、出発の9時までコーヒーも楽しめた。

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チェックアウトを済ませ、ツアー・バンに乗り込むと参加者の希望もあり、
まずは観光局スタッフオススメの「コチュカル(韓国塩辛)」の店に立ち寄り。

「立ち寄り」なんて聞くと格安ツアーの免税店引き回しの刑を連想してゾッとするが、
ここは単純にローカル・スタッフ知り合いで店のオヤジサンも商売っ気がないご様子。
試食の嵐と気前のいい詰め込みでみな心地よく買い物を楽しんでいた。

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ツアー・バンは隣町の「ナジュ(羅州)」を目指す。

1時間足らずで『天然染色博物館』に到着、ナジュは古くから染色とシルク生産で有名な町で、
今やその技術は「国家無形文化財」にも指定されているそうだ。

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学校の理科実験室にも似た染色室で実際に染色の体験、
藍の染料の強烈な香りがする中、それぞれが美しく藍色に染まったハングルのチーフをもらった。
こういう風に実体験できるのは旅行先では印象が深まるよね。

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別の体験室では小さな子供たちがにぎやかな声を上げている、小学校の遠足か社会見学だろうか。
手を振ると恥ずかしそうに振り返してしてくれた。
時期的なものなのかな、今回は子供たちの遠足によく出会う。
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/TMC/TE_JA_7_1_1.jsp?cid=2473796 (天然染色博物館・VisitKorea)

館内の見学を終え、クルマに戻る途中、雨がパラついてきた、傘を差すほどではないのがまだ救い。

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町なかに戻る形でバンは走り、『羅州錦城館』の正門前で停車した。

「お店が混む前に入ってしまいましょう」ということで向かいにある『ハヤンチッ(白い家)』という店に。
ここはナジュの名物でもある「羅州コムタン」の名店、
「周辺にも『コムタン』の店はたくさんあるがここのは別格」ということでガイドさんが推してくれた。
ただし予約などを受けないらしく、ランチタイムの混雑前に駆け込む形に。

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まだ空いている店内に進むと大きな釜に煮込まれたスープが湯気を立てている。
突き当たりの奥では仕込みに忙しそうで、繁盛店ここにありの雰囲気たっぷり。

「ソコギタン」「ソルロンタン」など骨肉系のスープは白く濁っているのが常道だが、
この店の「コムタン」は美しく澄んでいて特徴的、9,000wなりけり。

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ご飯は出ないのかな、と思っていたら、澄んだスープの奥底に潜んでいた。
おお~「コムタン・クッパ」なのですね、とトゥッペギ(器)を抱えながらウレシイ驚き。

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韓国ではスープ系のものはテーブルで塩やキムチを入れ、味を調えるのだが、ここはすでに磐石の構え、
口にするとそのままスルスルと舌を撫で、ノドを通っていく。

「これは別格、ソウルでは出会ったことがない味」とガイドさんに感謝を伝えると、
「某有名ソルロンタンは云々」という裏話に話題は膨らんでいった。

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ゆっくり目の朝ごはんがアダになり、他のツアー・メンバーはお腹がひとつも減っていないご様子だったが、
こちとら出されたものは平らげる主義、もはやフォアグラ状態だが、
知らない味や見知らぬ料理となると好奇心は収まらないのだ。

「これがさらにおいしい」と別途頼んでくれた「スユク(茹で肉)」は35,000w、
決して安くない金額に驚かされるが、ガイドさんが「ぜひ食べたほうがいい」と頼んでくれた。
肉自体にはまったく臭みがなく、自家製キムチとあわせると箸が止まらない。

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深い旨みのスープに痺れ、茹で肉に感嘆していると、お店のアジュマが「おいしい?」とイジってくる、
「てば・ましっそヨ~」と答えるとゲラゲラ笑われた。
https://www.visitkorea.or.id/bbs/board.php?bo_table=informasi_wisata&wr_id=1707 (ハヤンチッ)

3日間の短期間だが、最後まで韓国の味の深みを紹介してくれたガイドの彼女にただただ感謝デス。

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気づくとランチタイムのローカルで店内は満席、地元の人に席を譲る形で店を後にした。

向かいの『錦城館』で案内人と待ち合わせ、腹ごなしよろしく敷地内を歩きながら説明を聞く。
有名観光スポットであり、無料であるにも関わらず、人が少ないのがなんとも清々しい。
http://www.naju.go.kr/tour/jp/ (羅州文化觀光・公式サイト)

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見学を終えると空港へ向かうまで小一時間は散策タイム、ということで各々自由時間に。

知らない町、知らない通りを歩くことが旅の本質、カメラ片手に小さなナジュの町に歩き出した。

#jejuair #チェジュ航空 #新就航 #務安 #MWX #羅州 #ナジュ #錦城館 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


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羅州錦城館とハヤンチッ

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JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR -DAY2 順天~康津~木浦- [South Korea (全羅南道)]

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民俗村を後にし、1時間かけ、カンジン(康津)へ。

予定通り、昼食場所を目指し、走り続けたツアー・バンは小さな田舎町に到着、
信号もない素朴な大通りに止まった我々のクルマは辺りの注目を集めていた。
ドライバーいわく、韓国に5台しか入ってないらしいメルセデスなので、
ソウルのど真ん中でも大いに目立つようなクルマなのだ。

ちなみにドライバーはチャーター会社の社長、こいつを導入して一旗上げよう、との意気込みらしい。
15人乗りの真新しい車内は革張りのシートで埋め尽くされ、
壁面にはUSBソケットまで備わっていて、移動を重ねるこのツアーでも快適の一言。

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クルマを降り、曜日ごとに開かれるため、ひと気のない『兵営市場』抜けると、
路地の突きあたりに昼食場所の『スイン館』が現れた。

https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g2024825-d4032844-Reviews-Suingwan-Gangjin_gun_Jeollanam_do.html (Suingwan・Trip Advisor)

「カンジン・プルコギ」がメイン・メニュー、プルコギと名乗ってはいるものの、
すき焼きくずれのような安っぽい「プルコギ」とは異なり、小さな燭台に乗せられて供されている。

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地元名産の青磁の色鮮やかな食器に乗せられた料理が所狭しとテーブルを埋める。
それにしても全羅南道の食卓の豊かさよ、豊富な野菜とナムルで日々、健康になっていくぞ。

脇役には「ホンオ・フェ(エイの刺身)」も登場、ツアー・メンバーも恐る恐る口に運んでいる。
おお~初対決、食べないで白旗はこちらの主義に合わない、コーディネーターさんのアドバイスに従い、
ケニプ(エゴマ)にキムチを合わせ巻いて食べるとさほど臭みは感じず、無事生還。

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おっと、肝心の「カンジン・プルコギ」、料理でたとえるのは陳腐ですが、「テジ・カルビ」に近い味。
しっとり柔らかく、豚の旨みが甘い味噌と抱き合って芳醇、練炭で焼き上げているので燻薫が香ばしい。
ご飯が進むこと間違いナシだが、朝ご飯から4時間も経ってないので、胃袋にスペースがない。
それよりもこのメニューが一人前10,000wですと、胃よりも懐が驚かされた。

スケジュールに追われてはいるが食事時間はノンビリ、この辺はFAMツアーといえど、韓国スタイル。

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重くなった胃袋を積み込んでバンは田舎道を走る。
途中、色濃い新緑の斜面が広がる『康津茶園』でフォト・ストップ、ここではちょいと小雨がパラついた。

韓国では「お茶」を飲む習慣がないがかつて「茶葉」は高級品として扱われ、庶民には届かなかったとか。
お釜のおコゲを飲み物とする「ヌルンジ」や「シッケ」という飲み物が重宝され、
その後、「コーン茶」や「そば茶」(かつては店でもそば茶を出すところが多かった)などが広まる形に。

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昨今、茶葉はもっぱら「紅茶」として重用されるらしく、国内産はかなり値が張るらしい。
ちなみに茶葉をそのまま飲むのが日本式の「緑茶」、半発酵が烏龍茶などの「中国茶」、
完全発酵させたものが「紅茶」で葉の出所は同じものだ。

茶を飲む習慣がなかったことが、昨今の韓国のカフェ・ブームへ繋がっているともいえなくないよなあ、
なにせカフェの隣にカフェが出店する国ですからね、この国には。

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峠道を抜け、ツアー・バンは『ムウィサ(無為寺)』へ到着。

『月出山』に沿うように開けるこの寺は、焼失した本堂に残る壁画が有名。
カテドラルや礼拝堂ならば壁画も頷けるが、仏教寺で「壁画」とはかなりの逸物だ。

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それにしても全羅南道を巡っていて思うのは、静寂が保たれていること。
時折、国内旅行の団体さんに散らかされはするが、大都市に比べ、静謐な時間が続いている。
慌しく運ばれながらも、精神的には穏やかな時間が広がり、写真にも人ごみが写り込まず、ただ安堵の時。
http://www.muwisa.com/ (無為寺・公式サイト)

なあんて浸っていたら早々にお寺とお別れ、次なる目的地「モッポ(木浦)」を目指し、バンはひた走る。

#無為寺 #ムウィサ #韓国 # カンジン #康津 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



1時間弱で木浦にたどり着き、全羅南道最初の児童福祉施設『共生園』へ。
園内で児童福祉に身を捧げた日本女性・田内千鶴子と園の紹介ビデオを観覧、
日本植民地時代から戦時中、戦後と韓国に孤児たちの母親として在り続けた彼女には
1963年、韓国政府より 「文化勳章国民章」が送られている。

反日、嫌韓ばかりが取り沙汰される両国の間にこのような民間人がいたことはただただ驚き。
http://www.mksw.org/ (共生園・公式サイト)

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日本統治時代の名残りを残すかつての租界エリアを走り、『木浦近代歴史館』へ。
閉館間際に飛び込み、アタフタと見学、スケジュール過剰でこの辺りはちょっとドタバタ。
http://tourjp.mokpo.go.kr/ (木浦市・公式サイト)

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閉館後、邸館から丘を下り、キレイに区画整理されている旧租界エリアを歩き、
『木浦近代歴史館2号館(旧東洋拓殖会社)』を眺めつつ、斜向かいにある日本家屋へ。

実はココ、『ヘンボギカドゥッカンチッ(幸せがいっぱいの家)』という名の古民家カフェ。
統治時代に建てられた日本様式の家屋をそのまま生かし、
畳こそフローリングに張り替えられているが、客間も居間も当時のまま、
テラス席から二階まで雰囲気を保った状態で営業している。
https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=13192 (幸せがいっぱいの家・コネスト)

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「敷居」や「鴨居」も当時のまま、「こいつは1間(=6尺3寸)なので、コチラの頭をかすめるんです」と
コーティネーターさんに説明するとおもしろがってくれた、おれが案内してどうする。
鴨居の上には美しい「欄間」も残されている、こうなると「古民家」というより「歴史的建造物」だよね。
おまけに顔を出したウェイターがさらっと日本語で注文取り、おお~、そこまでオシャレにいきますか。

今回のFAMツアー、過密な行程の中にもカフェ立ち寄りの時間を入れてくれていて、感謝感謝。
もはや韓国ではCAFEは観光のホット・スポットでもありますからね。

木浦の観光局スタッフの方々も交えたカフェ・タイム、地元の人と話しができるのも貴重な時間。

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近くの夕食場所へクルマで移動、参加者が韓国料理に詳しいことから、
手配を改め「ヨンポタン」を折り込んでくれた、木浦の名産「テナガダコ」の料理だが、
ソウルで食べた釜山スタイルとは異なるようでちょっと楽しみ。
ただしこの店、予約を一切受けないことで有名なので、空いている時間に駆け込む形。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2012-02-01 (ナクチ・チョンゴルとヨンポタン@江南)

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タコが丸ごと器に入っている、こいつを韓国式にざくざくと切り刻んで召し上がれ、というもの。

薄味でタコの旨みが濃い透き通ったスープがカラダに染み込んでいく、
切り刻まれたタコは新鮮そのもの、噛み切れないほどの弾力が続く。

タコを噛み下しながら「なんで『ヨンポタン』というのですか?」と料理名の謂れを尋ねると、
韓国スタッフの面々も困り顔、慌ててググってくれた。
「ヨンポタン」は漢字で書くと「軟泡湯」、かつては豆腐の入った鶏肉の水炊きのことで、
おそらくその見た目からこの名がついたのでは、ということ、すみません、由来知りたがりで。

https://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=11062 (トクチョン食堂・コネスト)

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ああ、それにしてもこのツアーはコチュジャン味がない、いわゆる韓国らしいあの色合いがないのだ。
海産物を中心としたメニューなので、コチュジャンの強い味を必要としないのだろう。

それにしても通り一遍のあの味に飽きている自分にとっては至福の食卓が続いている。

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JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR -DAY2 麗水~順天- [South Korea (全羅南道)]

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―DAY2―

8時の出発に合わせ、チェックアウト。

午後からくずれるという予報どおり、うす曇が広がり、今にも降り出しそうな空の色をしている。
ツアーを受け持っていた頃には「雨が降らない添乗員」という評判をいただいていたが、
果たしてこのツアーはどうなることやら、受け持ちのツアーじゃないけど。

朝食から「ヨス(麗水)の名産、『高菜キムチ』を食べましょう」ということで、ホテルを出て町なかで朝食を摂ることに。

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昨夜のホテルは5月1日の開業前のプレ営業ということを聞き、カードキーを手に部屋にあがると、
写真の通り、手付かずのキレイな未使用部屋が待っていて、窓の外には色鮮やかに煌く大橋が見える。
ところが室内が汗ばむほど暑い。

ベッドサイドのコントローラーで空調のスイッチを入れてもなんの音もしない。
バスルームの換気扇を回し、窓を開け、室内の熱を逃がすが、それでも暑い、というか熱い。

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韓国はTVリモコンにA/C操作を内蔵している場合もあるので、アレコレ試したが空調は返事もしない。
フロントに電話をかけようと受話器を取るが、今度は電話も返事をしてくれない。

う~ん、窓を開けておけば熱は逃げるだろうが、それもなあと思い、フロントに下りることにした。
こういうのは直接言ったほうが解決が早い、というのがホテルの常道だ。

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ところが唯一働いていたフロント・スタッフには英語がまったく通じなかった。

おいおい、ホテルだろココ、と思いつつも、
カタコト韓国語で「えあこんダメデス」「アツイデス」「でんわナイデス」と格闘したが、
帰ってくるのは「ナイです」という返答だけでイマイチ取り合ってくれない。

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そこに偶然、韓国語のわかるツアー参加者が通りかかり、軽く通訳してくれた、おお~助け舟。

結果、プレ営業なのでエアコンの電源もフロントへの電話も生きてない、ということがわかった。
プレ営業でその機能使えないってどうなの、と思いつつも抗ってもしかたないので白旗、撤退、退散。

虫もいない時季なので、窓を開ければモンダイナシ、潮風に浸りつつ、ベッドで意識を失った。

#韓国 #全羅南道 #松広寺 #ソングァンサ #順天 #スンチョン #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



少しクルマを走らせ、朝食場所に着いたが、食堂内には誰もいなかった。
コーディネーターの事前手配で予約と電話連絡も入っていたはずだが、店内には人の気配がない。
テーブルに食事あとの形跡はあるので、営業はしているようだが。

再度の電話でようやく店主アジュマが顔を出したが、「これから用意する」というオハナシ、
分刻みで動いているFAMツアー御一行にそれを待つ余裕はなく、別の店舗を目指すことに。
あ~あ、大口客を逃したね、アジュマ~。

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ガイドさんが知っているという2ブロックほど離れた『ケスンイネ食膳』という食堂へ。

「高菜のキムチ」がヨスの名物というハナシから、
この店のオススメ「カンジャン・ケジャン」も食べましょう、とハナシが膨らみ、
テーブルは海産物で埋め尽くされた、ステキすぎる朝食タイム開催、災い転じて、ってやつだな、コレ。

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「ケジャン」は醤油が薄く、カニの味が生きている、醤油を啜るようなソウルのそれとは明らかに異なっている。
「カンジャン・セウ(エビの醤油漬け)」も頭の部分まで甘くてウマイ、一生、殻を啜っていたいぐらい。
いっそくわえたままでクルマに戻ろうか。

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普段焼かれて出される「イシモチ」も店主のオヤジサンが、
「蒸したほうがウマイから蒸してやるよ」と特別アレンジ、おいしくウレシイ気遣い。
おおっと名産「高菜キムチ」も他では味わえない旨さ、でも朝からご飯が進んじゃうのでちょいとセーブ。

なんと「写真3」の定食セット、20,000wですぜ、やっぱり地元メシはオイシイ。
https://www.ok114.co.kr/ntnw/search/searchCompanyOfMainPh.crz?phone_number=0616418887 (ケスンイネ食膳)

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ドタバタ店変わりから、果報者的豪勢朝食を終え、バンはスンチョン(順天)を目指す。
約1時間の移動を経て、『ソングァンサ(松広寺)』へ到着した。(写真4)

山ひとつが寺を抱くような形で木々に覆われた長い参道が本堂まで続いている。
中央にはせせらぎが流れ、ちょっとしたハイキング・コースの趣、タップリ森林浴しながらの参拝だ。
少し前の桜や秋の紅葉時はとても美しい、とガイドさんが語るが、新緑でも充分に見ごたえアリ。

周辺の山々には趣向ある寺も多いそうで、可能ならば異なる季節に訪れてみたいものです。

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ここは韓国三宝寺のひとつ、「三宝」とは仏教における仏、法、僧、そのうちの「僧」を擁する寺だそう。
それにも増して、本堂を護るように流れる渓流と建物の融合がなんとも美しい。

なんて浸っていたら、バシバシと観光バス到来、
ワシワシと韓国アジュマが吐き出され、ガシガシとニギヤカな声が境内を埋め尽くしていくのでした。
https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=9562 (松広寺・コネスト)

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そんな団体客から逃げるようにバンに戻り、我がチームは次の目的を目指す、
見どころ全部紹介したい「FAMツアー」は分刻みで忙しいのだ。

それにしても一人旅と異なり、グループで動いていると人が写り込まない写真を撮るのはひと苦労。
ツアー・グループから離れつつ、地元団体客も避けつつ、時間もない、というわけで。

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到着したのは『ナガンウプソン民俗村(楽安邑城民俗村)』、朝鮮時代の城と家々が現存する民族村だ。

他の民族村と異なるのは今も伝統的草葺屋根に普通の人々が暮らしているということ。
広大な敷地内には遠足地として適しているのか、揃いの服を着た園児や遊具で遊ぶ子供たちの団体が多い。

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様々な映画やドラマのロケ地としても利用されており、広大な城壁内は興味が募る建物が軒を連ねていて、
一軒一軒、案内人の説明を聞きながら、一歩一歩、足を踏み入れたくなるのだが、
スケジュールに押される「FAMツアー」は少し駆け足見学、後ろ髪引かれつつ、城門をあとに。
http://www.suncheon.go.kr/nagan/(楽安邑城民俗村・公式サイト)

スケジュールは分刻みで盛りだくさん、まだまだ見なきゃならないものが山盛りなのだ。

#韓国 #順天 #全羅南道 #民俗村 #j城壁 #楽安邑城 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA


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JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR -DAY1 潭陽~麗水- [South Korea (全羅南道)]

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クルマに戻り、南側のメタセコイアの並木道に沿うように広がる『メタ・プロバンス』へ。

唐突に「プロバンス(=南フランス)」と言われても、
プロバンスを何度か巡ったことのある身としては多少の戸惑い。

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そんな気分を吹き飛ばしてくれるように目の前にメタ・セコイヤの並木道が現れた。
車道と区切られた形で『メタセコイヤ・カロスギル(街路樹)』が左右に広がっている。
真っ直ぐにそびえ立ち、真っ直ぐに肩を並べるメタセコイヤ杉の美しい佇まい。

タミャンに向かう道行きも並木道は連なっていたけど車窓でしたからね、やはり直に感じて歩かないと。
歩く価値ありはアリです、というより歩かないともったいぞ、この美しい並木道は。

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お隣の『メタ・プロバンス』にはベーカリーやカフェが軒を連ね、
上着を必要としない気の早い日差しにテラス席は心地よさそう。
週末はものすごく混むそうですよ、お店も凝った造りのものが多く、地元人気を集めているようです。

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傾く日差しを背に夕食場所へ、『竹緑苑』の脇にあるようなのでクルマで戻る形。
その後は『栄山江』の川沿いを歩き、『竹緑苑食堂』へ到着したのは18時を過ぎた頃。

全羅南道らしく、テーブルはパンチャン(おかず)で埋め尽くされている、これが全羅流、
そういえば以前訪れたチョンジュ(全州)の食堂でも驚かされたっけ。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2011-02-17 (全州日帰り旅)

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名物「竹筒飯(デトンパプ)」は小さな炭を入れ、炊き上げるそうで、ほんのり炭の薫りが。
って、そいつの写真撮り忘れてる、ニギヤカなパンチャンでご勘弁を。

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この店の「テジ・カルビ」は変わっていて挽肉のハンバーグ・スタイル。
それにしても野花や山菜など食べているだけで健康になりそうな品揃えに箸が止まらない。
ハナヤカなテーブル、ニギヤカな食卓、旅先でなんとも幸福な夕餉のとき。

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食後は南の沿岸エリア『ヨス(麗水)』を目指して、一時間半ほど走る。
ツアー・メニューはまだまだ目白押し、数々のイベントが待っているのだ。

さすがにご飯を食べたばかりの車内ではみな舟を漕いでおりましたが、
こちらは読書タイム、文庫本のページが進む進む、明るい車内がうれしいなあ。

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20:30、『麗水海上ケーブルカー』に到着。
http://yeosucablecar.com/?lang=ja (海上ケーブルカー・公式・日本語)

韓国初の海上ケーブルカー(日本語ではロープウェイ)だそうで、
「クリスタル・キャビン」というスケルトンのキャビンが人気を集めているそうです。

Ropeway.gif

海上ロープウェイは日本ではあまり見かけないこと、重ねて夜間も運行しているのが大きな特徴、
美しいヨスの水際を上から見下ろすことができるので見ごたえアリ、
カップルにはロマンティック満載のアクティビティです。

ぜひ行かれた方は夜間に乗り込むことをオススメします、「クリスタル~」でなくとも見ごたえ充分!

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心地よい夜風と夜景に染み入りながら、13分の旅路が終わると、
ヨスの町を見下ろせる展望台を散策することができます。

海辺にポカンと浮かんだ月と静かなヨスの町が印象的でした。

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船着場やフェリーターミナル沿いの『ロマン屋台通り』を車窓で眺めつつ、一路ホテルへ。

「ポジャンマチャ(幌馬車屋台)」とは異なり、
オープン・エアで楽しそうに飲み交わす韓国らしい情景が広がる通りでしたので、
できることならこの『屋台通り』をぶらつきたかったなあ、とツブやいてみたもののクルマは止まらない。

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宿泊したホテルは『麗水ホテル・ヘイブン』、22:30に到着。

5月1日から本営業ということで、ロビーはひと気が少なく、ガランとした感じでしたが、
手際よくカード・キーを出してくれ、それぞれが部屋へ。

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考えてみたら始発電車からの一日、よく眠くならんかったなあ、
ようやく長い一日が終わるぜと、シャワーだけでベッドに倒れ込む気満々で部屋に上がった。

ところが、新品ホテルはそうはさせてくれないのでした。

BRIGE.gif
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JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR -DAY1 関空~務安~潭陽- [South Korea (全羅南道)]

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―DAY1―

いつも空いているテニスコートで過ごすGWなのですが、唐突に出国の途に着くことに。

赤い電車の始発は「羽田空港直通」、座ったままで出発ターミナルまでたどり着けるのはラクでいい。
といっても今回利用するのは「国内線ターミナル」、
まずは国内線で関西国際空港(KIX)へ赴き、そこから出国という、ややこしいルートを踏みます。

年間10本前後利用する国際線と異なり、国内線の利用は数年に一度あるかないかなので、
心なしか落ち着かないまま、搭乗ゲートへ。
QRコードがあれば、チェックイン・カウンターに出向かないで済むのはいいですねえ。

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国内線を利用するのは2014年のコタ・キナバル渡航以来、
このときはマイレージ発券でマイルが変わらないので、仁川経由で福岡乗り継ぎを織り込んでみたんだっけ。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-10-10 (コタ・キナバル紀行)

なので、不慣れな国内線の流れにイマイチついていけず、ちょっとドキドキ。

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さてさて、急にGWの旅に出ることになったのは「チェジュ航空(JEJU AIR)」のお招きに預かったから。
4月30日に新就航する「関西~務安(ムアン)便」に乗り、3日間の日程で「全羅南道」を巡り、
その現地のリポートを記す「FAMツアー」参加のお話しをいただいたのですね。

というわけで、そのレポートを写真タップリでお送りしていきます。

出発の5日ほど前に降って沸いた話しなので、
慌てて東京~関空の深夜バスやらなにやらアレコレ調べたが、安くないがな~。
結果、寝不足深夜バスと5千円ぐらいの差しかないなら、と国内線をブッキング、
12:30に合うようなフライトがなかったので、始発便の7:10のフライトを確保し、
赤い電車の始発に乗ることになったわけで。

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いただいたフライト・スケジュールに国内移動を合わせるとこんな感じ、「MWX」はムアンの3レター。

2018-04-30 07:10/08:25 ANA093 HND/KIX
2018/04/30 12:30/14:10 7C1311 KIX/MNX
2018/05/02 15:20/17:00 7C1324 MNX/KIX
2018-05-02 21:05/22:20 ANA098 KIX/HND

IMG_5518.jpg

8時半頃に到着して昼まで待つことになるけどそこは『Priority Pass』を使い、ラウンジで暮らすか、と。
なんと関空では『KALビジネスクラス・ラウンジ』の他に『ぼてじゅう』を利用できるんですね。

プライオリティパスでレストランが使えるなんて初めて、LCC利用前のランチには充分でしたわ。

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務安行きの搭乗ゲートでは「新就航の記念バナー」前で記念撮影会ののどかな雰囲気。
7C1311便は予定より早く出発し、1時間半のフライトで韓国・務安の地には10分早く降り立った。

日本の地方空港よりも小さな国際空港では「新就航」ということもあり、現地観光局の方々がお出迎え。
花束渡されて写真撮影などされましたが「お花は他の女性に」と譲り渡し、記念品だけいただきました。

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楽団の生演奏や地元のゆるキャラ、「スタチュー」の大道芸人など、到着ロビーは歓迎ムード満載、
新就航第一便はこういう楽しみがありますね。

そしてFAMツアーの参加者5名は現地観光局スタッフとガイドさんに出迎えられ、ツアーのバンへ。

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空港からクワンジュ(光州)を抜け、タミャン(潭陽)へ、約1時間の道のり。

高速を降り、メタセコイヤの長い並木道を経て、『チュンノグォン(竹緑苑)』へ。(写真X)
https://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=4042 (チュンノグォン・コネスト)

#韓国 #タミャン #竹緑園 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA



映画やTVドラマのロケにも使われる竹林は陽光が差し込み、静寂に包まれ、独特のムード。
時折、ローカル観光客のアジュマご一行がその静寂をぶち壊してくれますが、それもまた一興、
フライトを経た身としては清白な空気の中で「竹林浴」のひととき。

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そこから歩いて『栄山江』を渡り、こじんまりとした静かなタミャンの町へ。

竹林からほど近い距離にある『潭陽製菓』という名のカフェで小休止。

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限定販売の「テナム・ティラミス(竹ティラミス)」とボトル入り「テナム・ウユ(竹牛乳)」「パッ・ウユ(小豆牛乳)」、
これらをみなでシェアしながらカフェ・タイム。

あ、「竹牛乳」(写真中央)といっても竹のエキスが入ったミルク・ティでゴザイマス、コレ。

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韓国旅行者にもとても有名らしく、若いカップルが次々に訪れ、
「数量限定で売り切れです」という声に肩を落としながらも、
コーヒーを飲み、うれしそうに写真を撮っては帰っていきます。

タミャンというとても小さな町なのですが、韓国カフェ人気の本領、という感じですねえ。
ソウルにあってもおかしくないぐらいモダンなカフェです。

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限定販売の「テナム・ティラミス」はズッシリドッシリ、太い竹筒の中にギッシリと濃厚ティラミスが詰まっており、
食べ応え充分、カップルがシェアするとちょうどいいぐらいの量、おひとり様なら晩御飯イラナイ。

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LCCで乾いたカラダを竹林で癒し、竹牛乳で潤し、ほっと一息、至福の時間。

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