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南原・淳昌 FAM TOUR -DAY2 南原~淳昌- [South Korea (全羅北道)]

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ランチを詰め込んで重くなったバスはナムウォン(南原)を離れ、隣町スンチャン(淳昌)を目指す。

スンチャンは南原市の真西、行政区でいうと淳昌「郡」(スンチャン「グン」)、
南原の「市」よりも小ぶりになりますが、醸造食品やコチュジャンで名を馳せる土地。

蛇足ですが、スンチャンから南西に足を伸ばし、『チュンノグォン(竹緑苑)』を越えると、
そこはもうクァンジュ(光州)、この辺りは全羅北道の最南部、全羅南道との境目です。

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まずは『淳昌発酵テーマパーク』の広大な駐車場がお出迎え。

車窓には牧歌的な風景が続いていたのですが、唐突に「フードサイエンス館」や「微生物ミュージアム」、
「植物園」といった近代的な建物が出現し、こちらを驚かせます。

二人机やダルマ・ストーブが置かれた古い教室イメージの会議室で施設のオリエンテーション、
1960年代の写真が並び、古びた教室の情景はかつての日本の学校と印象がダブります。
するといつの間にやら古い学生服を着こんでの撮影会、ってここはコンカフェか。

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その後は「フードサイエンス館」を見学、香料や化学調味料、レーション食の変遷などが学べます。
スタッフに話を聞くとこのテーマパークは2年ほど前にできたばかり、
開館時期にコロナ禍にぶつかったそうで今はガンバリどころ、多くの人に訪れてほしいとのこと。

見学後にプチ・サプライズ、カフェで「コチュジャン・アイス」をご馳走に。
地元名物のコチュジャンをアレンジしたアイスはここのカフェじゃないと食べられないそうですよ。

<淳昌発酵テーマパーク>
55 Jangnyu-ro, Sunchang-eup, Sunchang-gun
https://sftp.or.kr/ 公式サイト

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つづいて「コチュジャン作り体験」、ツアーは分刻みのスケジューリングで進んでいきます。

古い韓屋や蔵が軒を連ねる「コチュジャン村」を歩いて抜け、体験ができる老舗の店舗へ。
老舗での説明でわかったのですが、かつてはコチュジャンの「造り手」は各所に点在していたそうです。
その後、ニセモノやマガイモノのコチュジャンを廃絶するため、
「玉泉の里」とも呼ばれる水がきれいなスンチャンのこの場所に「造り手」を招聘、
このエリアを『伝統コチュジャン村』と定め、伝統の味と製法を守り伝えるようにしたそう。

そんな話を聞きながら、コチュジャン作りに挑んでいきます。

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コチュジャンの材料はシンプルに砂糖、塩、麹、唐辛子(コチュ)だけ、表記の順に材料を溶いていき、
ダマにならないようにていねいに混ぜ合わせるのですが、意外にも力仕事、捏ねるだけでも疲労疲労。
かき混ぜ担当を交代しながら、各テーブル奮闘していると、そこに悲しいお知らせが。

コチュジャンは捏ねたものを2年以上は寝かせるそうで、今かき混ぜているものは持って帰れないんだって。
参加者みんなが自分たちで作ったものを持って帰る気満々だったのに、がっかりムード満載。

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力仕事の結晶の桶はあっさり撤去され、代わりに大きなホットプレートが置かれます。

「コチュジャンは持って帰れませんが、うちのコチュジャンでトッポギを作って食べましょう」と社長、
がっかりムードを食欲で跳ね返そうという企みには乗せられなかったようで、
トッポギを作る手順を教わりながら、「わたしのコチュジャン」への恨み節が各テーブルからこぼれます。

それもラーメンをぶち込み、かぐわしい香りが立ち込めたあたりから風向きが変わったかな。
「ラッポギ(ラーメンを入れたトッポギ)」強し。



ラッポギを食べながら、今度は餅つき大会がはじまります。

韓国式は臼に石うすを使うんですね、杵は日本のものよりかなり小ぶりなサイズ、子供用にも思える大きさ。
蒸したもち米を石うすに落とし、韓国式餅つき体験のはじまりはじまり、ここでもやっぱり力仕事よん。

つきたて餅はその場で女将さんが手際よく切り分け、
包丁だとくっつくからとお皿を使って切り分けていく韓国式がオモシロイ。

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きな粉に絡めたやわらかアツアツを頬張ります、まさか韓国で大好物のつきたて餅を食えるとは!
辛み餅がないのは残念だけど、甘さ控えめのきな粉もいいね、どうなるどうする今宵の夕飯。

その後、希望者は老舗のコチュジャンを注文できるという安心情報をもらい、バスで今夜の宿に向かいます。

<淳昌・伝統コチュジャン民俗村>
29 Baegya-gil, Sunchang-eup, Sunchang-gun
http://jangfestival.co.kr/ver2/ 淳昌醤類祭り・公式サイト

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日が沈んでもツアー行程はまだ終わらない、今夜は自分たちで「料理体験」。

今宵は『シルランド』という名称の施設内にあるホテルに滞在、
『シル』とは「Sustainable Health In Life」の略称で「持続可能で健康的な生活の地」という意味合い。
ウェルネスやヒーリング、食育に絡んだプログラムを体験することができ、
スポーツ施設やバンガローも備える複合宿泊施設、スンチャンの自然の中でSDGsな滞在可能な場所。

自然溢れるカントリー・サイドの宿泊施設ということで、チェックイン前にガイドさんの配慮炸裂、
地元大型スーパーで10分だけの緊急買い出しタイム設定。
観光バス横づけでスーパー行くのは初体験だぜ、ドライバーさん、ありがとう。

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部屋に荷物を入れ込んだら、隣の建物にある調理実習室へ徒歩移動、「料理体験教室」のはじまりはじまり。

料理を教えてくれたのはキム・ヨンヒ先生、
「カラダに優しい食事を」ということで化学調味料を一切使わない料理で定評があるそうです。
今夜は地場野菜を使った「ニラのジョン(チヂミ)」と「ヤンニョム・サムギョプサル」。

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調理台ごとに分かれ、エプロンつけて出来栄えを競います、優秀グループには賞品があるらしい。

今日は調理体験の一日、こんな風にアタマを空っぽにして旅先の料理に勤しむのは脳のデトックスかも。
シンプルな料理体験なので、男性にこそ楽しんでほしい体験メニュー、あなたもいかが。

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出来上がった料理に先生が作ってくれた7~8種のパンチャン(惣菜)を添えて、夕食タイム。
さっきラッポギときな粉もち食べたのは記憶違いかしら。

それでも料理したり、配膳したり、一緒に仕事をこなすと互いに肩の力も抜け、ニギヤカな食卓に。
地元の野菜を使った先生お手製のパンチャンが絶品、これだけでもご飯がススムくんです、
韓国料理の野菜の多さは完全に食べるデトックス、先生に感謝。
あれ、ところでどのグループが優秀賞だったのかな。

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食後に希望者はチムチルバンへ、施設内の別棟なので徒歩でブラブラ向かいます。
夜になって深い森に雨が落ちはじめた、チムチルバンで火照ったカラダを冷やしてくれることでしょう。

疲れた人は早めの就寝、あるいは部屋で晩酌も、それぞれの気分転換、それぞれのデトックス・タイム。

<シルランド>Shilland
Ssang-am-ri, Ingye-myeon, Sunchang-gun
http://www.xn--hy1b45c61o.com/ 公式サイト

主催・協力;南原市観光局

<伝統コチュジャン民俗村><発酵テーマパーク>

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