Johor Bahru @Malaysia [Malaysia (Johor Bahru)]
―DAY4― 6月19日
友人とバス・ターミナルに近い『Bugis(ブギス)』の駅近くで待ち合わせ、
昼前に軽くランチを食べ、『Johor Bahru(ジョホール・バル)』=JBを目指すことにした。
シンガポールからJBを目指す方法はさまざま、
タクシーをブッ飛ばして行くこともできるし、鉄道で越境もできる。
手間と時間をかければMRTと市バスを乗り継いで国境を越えていくことも可能だが、
カンタンでラクで安いのは王道ともいえる長距離バスだ。
バスが旅行者に限らず、市民の足でもあるのは世界共通事項ですね。
ブギスの駅からほど近い『Queen Street』にあるバス乗り場へ。
シンガポール~JB間には「JBエクスプレス」と銘打った数社のバスが運航されている。
シャトルバス状態の本数が走っているのだが、これが週末となると乗れないぐらい混み合うのだ。
なので最近はネットでのチケット予約が常道、平日であれば直で行っても問題ないですけどね。
この日は幸い金曜、シンガポリアンの友人もネット予約しなかったらしく、そのまま乗り場に向かった。
クイーン・ストリートにはKLやマラッカなどの国際バスの「バス・ターミナル」があるが、
「JB Express」や「Causeway Link」はオープン・エアというか、ターミナルの外の駐車場から発車オーライ、
当然、電光掲示も案内版もなしですぜ。
http://singapore.navi.com/special/5030248 シンガポール・ナビ
乗車前に「ez-link」で$3,30をお支払い、マレーシアへの旅が¥200チョットって笑っちゃう。
30分ほど高速道路を爆走すると、『Woodlands』(ウッドランズ)の国境へ到着。
ちなみにシンガポール~マレーシア間の国境は現在2ヶ所、
慢性化しているウッドランドの渋滞を解消するべく、1998年に『Second Link』(セカンドリンク)が開通したが、
こちらは車両のみ越境可能、ウッドランドのように歩いての越境はできない。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2008-06-22 歩いてマレーシアへ
この『セカンドリンク』はジョホール・バルを避けるようにジョホール水道の西端にできたので、
KLなどへ行く長距離バスでないと利用機会はない。
重ねて通行料金が高いので、長距離バスでも乗車人数が少ないと使わなかったりすることもあるのだ。
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エスカレーターを上がると異様ともいえる数の出国ゲートが並ぶだだっ広いホールを抜け、
下に向かうと乗って来たバスが乗客の戻りを待っている。
それに乗り込むとジョホール水道にかかった橋を渡り、今度はマレーシア入国へ。
同じような手順で上階に上がると2008年にオープンした新しいイミグレーション・ビルが出迎えてくれる。
シンガポールに負けじとこれまたバカでかく、どちらのイミグレもセグウェイで移動したくなる規模だ。
自らの足で国境を越えるという日本人にとってのスペシャル・イベントなのだが、
ことシンガ~JBに関しては数十回を重ねているので、緊張の瞬間も感動の欠片もナシ。
バカでかいイミグレーションビルのやたらと歩かされる造りにただイラつきを覚えるだけだ。
ここでも降りたところにバスが待っているが、終着の『JBバス・ターミナル』まで行く必要がないので再乗車はなし、
ここで乗り捨て、おかまいなしに突き進み、歩いてJBの街なかへ分け入っていく。
まずはレートのいい両替店を探し出し、マレーシア・リンギット(RM)を確保、これでひと安心。
違う国に来て現地通貨がない身ほどわびしいものはない、レストランならカードで飯を食べることはできるが、
その辺でふらっとミネラル・ウォーターを買うことすらできないのだから。
連れのシンガポリアンがいるので、一時的に借りても済むが、いずれにしろ現地通貨は必要だ。
あ、そうそう、こういう場合、シンガポール・ドルから替えてしまうと日本円~SIN$~RMと二度の両替損となるので、
日本円で換えたほうがベターであることを書き記しておきますね。
路線バスで『KSL City Mall』へ、JBでもっとも大きいショピング・モールかな、
おっと、JB郊外に「イオン」とか「TESCO」があるから、「市内で」とつけたほうがいいかも。
http://www.kslcity.com.my/ KSLモール
エアコンがガッチリ効いたバカデカイモールをブラブラ、やっぱりセグウェイほしいな。
特に買いたいものがあるわけでなく、スポーツ・ショップでテニス用のシャツを探す程度。
あとは友人と一緒にPCパーツやUSBアイテムをオモシロがって掘り出してみるぐらい。
コーヒー片手に広いモールを無目的にうろついていると突然声をかけられた。
「ナニ、してんの?」
名前を呼ぶと同時に流暢な日本語がつづく。
「え~~~、そっちこそなにしてんの?」
なんと知り合いのシンガポリアンにバッタリ。
しかもガイドの彼は添乗員として先週、日本に行っていたはずで、
「あらあ、入れ違いだ」なんてメッセージを交わしていた。
前回お呼ばれしたが今回はムリだね、なんて感じで。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2015-05-18 盛大な誕生会
「昨日、日本から帰って来たンダヨ、それで今日はJBで買い物ヨ~」
「家族と一緒?」
「ソウヨ~、子供のプレゼント買いに来たヨ~。
ああ、ゴメン、電話で呼ばれた~」
「OKら~、再見ラ~。シンガで会おう!」
「デンワシテ~」
そう日本語で会話を交わすと彼は擦れ違いの勢いもそのまま、モールの人ごみに消えていった。
KSL City Mall
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