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南原・淳昌 FAM TOUR -DAY1 ソウル~南原市- [South Korea (全羅北道)]

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―DAY1―

いつもの「毎月ソウル」へ、といいたいところですが、
カンウォンド、釜山と経て、今回も地方への旅です、このところ「毎月地方都市」。

【全羅北道・南原市と淳昌郡】主催のFAMツアーのお招きを受けたので、その模様をお伝えします。

4月3~5日の行程で招待を受けたFAMツアー、
前日に乗り込み、3日朝8時に光化門前に横付けされたツアー・バスに乗り込み、ツアーが始動です。

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全羅北道(チョルラ・プクド)ってドコ? という方も多いかもしれませんが、
韓屋(ハノク)村とビビンパで有名な全州(チョンジュ)を道庁所在地とする
ソウルの真南にあるエリアを指し、
今回はその中でももっとも南側にある南原市と淳昌郡を訪ねます。
ちなみに「全羅北道」は今年1月、「全北特別自治道」と改められ、現在に至っています。

今、韓国の観光スポットで注目を浴びているのは地方都市、
地方ならではの個性的なカフェや地元料理の店を巡ることが韓国の若者の間で人気だそうです。

バスは途中、トイレ・ストップなどを挟みながら、4時間ほど高速をひた走り、南原市へ。

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出迎えてくれたのは小雨でしたが、静かな地方都市にそぼ降る雨は静けさが増していい感じ。
まずは昼食、情感ある路地を歩き『ジッパプ・タムダ -Ordinary home meal-(家庭料理タムダ)』へ。

古い韓屋を改造したオシャレな食堂、テーブルの上には彩り鮮やかなパンチャン(惣菜)が並ぶ。
店員さんによるとそれらは地元の山で収穫した山菜や地元産の野菜で作られているという。
きのこのチョンゴル(鍋)に火が入り、揚げたてのコグマ(さつま芋)の天婦羅が運ばれ、
カボチャと煮込まれたカルビチムの柔らかさに驚かされ続き。
箸休めしている間がないほどバラエティに富んだ食卓だ。

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そうそう、「若者の間に人気」と書きましたが、韓国地方都市の「食」は男性にもオススメ。
野菜が多く、おかずの品数が多いのでデトックス効果は抜群、
生活習慣病や内臓不満に悩まれている方はぜひとも韓国地方都市へ出向き、
たくさん歩き、たくさん食べて、カラダ中の細胞を入れ換えて帰るなんてのはいかがでしょう。

<家庭料理タムダ>
전북 남원시 하정1길 28 집밥담다
28 Namwon-si, Jeonbuk-do
https://www.instagram.com/zipbap_damda/ 公式Insta

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バスは桜の並木が彩るヨチョン(蓼川)を越え、
『春香テーマパーク』にある『市立金炳宗(キム・ビョンジョン)美術館』へ。

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2018年3月に開館の『春香テーマパーク』は「航空宇宙天文台」を備え、国内旅行客を集めているそう。
山の中腹にあるため、雨が冷たさを増しましたが、水をモチーフにした外観がそれを忘れさせてくれます。
静寂と美しい外観に見惚れてしまいますが、
館内に歩みを進めると韓服を着た館長が翻訳機付きでていねいに作品説明と案内をしてくれました。

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圧巻は別棟のプロジェクション・マッピングを思わせる体験型のアート作品、
目眩く映像美に時間を忘れ、見入ってしまうものでした。

<金炳宗(キム・ビョンジョン)美術館>
南原市漁峴洞 273
전라북도 남원시 어현동 273
観覧時間:火曜日~日曜日/10:00~18:00/月曜日休館
利用料金:なし

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雨のため、旅程を変更して室内イベントの「サムルノリ体験」へ。

ほど近い『ハンパウ音体験館』へ移動し、参加者で体験タイム。
天候不順による旅程変更の手間は推して知るべし、現地担当者はてんてこ舞いだろうが、
こういう配慮は元旅行業としては頭が下がる、20名近い人数が動くのは容易いことではないからね。

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「サムルノリ」とは韓国各地方の伝統的農楽のリズムを融合化した韓国国楽を代表する音楽、
1978年に結成された演奏グループ「サムルノリ」に由来するもので、
4つ(=サムル・四物)の楽器で遊ぶ、という意味があり、4つの楽器、チン(鉦)は風、
ケンガリ(小さい鉦)は雷、プク(太鼓)は雲、チャング(鼓の一種)は雨を表現しているという。
有名な「NANTA」もこの「サムルノリ」をベースに舞台化したものらしい。

事前説明でガイドさんが「ナンタ体験に行きましょう」というフレーズを繰り返していたので、
参加者みんなで勘違い、てっきり知らない同士で包丁を振り合うのかと、恐れおののく参加者もいたほど、
靴を脱いで入った「体験館」には太鼓が置かれており、「ナンダ~」と駄洒落的な感想もチラホラ。

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ここまでソウルから座りっぱなしで食事、美術館訪問と「静」モードだったので、少しほぐれたフンイキに。

それぞれがバチを取り、先生の指導でリズムを刻む。
ワケもわからず、ボードに書かれたフレーズを言われるがままに叩いていたのだが、
先生の「では音楽に合わせて叩きましょう!」で流れてきた音楽で、みなのムードは一変、
叩いていたフレーズはBTSの「Butter」だったんですね、
急にみなの手元に熱が入り、躍動感マシマシ。

その後は太鼓を片付け、イスを持ち出し、「サムルノリ」の実演観覧。(おまけの動画です)



エネルギッシュな躍動感と強烈なインパクト、とても見ごたえのある実演でした。
こちらは南原市訪問の際にぜひとも体感してほしいですが、
尋ねたところ「基本無料ですが、寄付歓迎で10名以上のグループで予約が必要」というのがちょと残念。

機会があればこういった現地での体験モノ、挑んでみてください。

<ハンバウ音体験館>(サムルノリ体験)
全北特別自治道南原市老岩洞スルミアンギル14-19
https://www.namwon.go.kr/tour/index.do?menuCd=DOM_000001001010002001&&cpath=%2Ftour


主催・協力;南原市観光局

<家庭料理タムダ>

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