南原・淳昌 FAM TOUR -DAY1 南原市- [South Korea (全羅北道)]

実演で熱くなったカラダを冷ますため、韓屋カフェ『トゥルアレ』へバス移動。
こちらも古いハノク(韓屋)を改造、しかも宿泊もできるという宿坊タイプのカフェです。
外壁はちょっと朽ちた感がありましたが、中に入るときれいな内庭がお出迎え、
韓屋内はテーブルごとに仕切られた個室感あるスぺース造りになっていて魅力的。
こういうところでノマド・ワーキングするのもいい気分転換かも、旅先でまで仕事しなくていいか。

カフェのオススメはオミジャ(五味子)茶とサンファ(雙和)茶。
オミジャ茶は甘味、酸味、苦味、塩味、辛味の五味を複合させたお茶、
サンファ茶は7種(白芍薬、熟地黄、当帰、桂皮、甘草、生姜、ナツメなど)以上の韓方が入ったお茶、
このカフェではさらにナッツやドライフルーツなどがゴロゴロ入った「食べ応えのある」お茶に。
昨今、旅行者の間でも伝統茶は人気上昇中、地方都市のオシャレなカフェのヒトトキはいいですね。

観光局ご担当のご配慮でパッピンス(かき氷)も登場、
大きな皿に盛られたものをみなでシェアするのが韓国式かき氷の楽しみ方。
韓国でも大人気となったピンスはご存知、糸のような細い氷が特徴、
このカフェも例外なく細く溶けゆく氷でしたが、チーズが入っていることに一同オドロキデシタ。

『トゥルアレ』は漢字だと「月香斎」と表されます、同じ店名がソウル・仁寺洞にもありますのでご注意を。
<トゥルアレ>
뜰아래 한옥카페
Ddeularae Hanok Cafe
전북 남원시 쌍교동 33
33 Ssanggyo-dong, Namwon-si, Jeollabuk-do
https://www.instagram.com/ddal1804/ 公式Insta
https://m.cafe.naver.com/ddlarae.cafe 宿泊問い合わせ

カフェの路地を出ると目前にヨチョンの流れ、桜並木の堤防が伸びています。
桜が舞う中を幼稚園のお散歩タイムかな、小さな団体がニギヤカに桜の花びらを追いかけてます。
老夫婦がカップル・シートに腰掛け、そこだけ刻が止まったようなワンシーンに。
写真や動画では伝えづらい地方ならではの穏やかな情景です。

日没を迎え、撮影も難しくなったので一行を乗せたバスはホテルへ。
南原ランドの麓、ヨチョンの川沿いにあるホテル『Sanriji Hotel』へ、
人数的に入りきれなかったようで、半分は隣の『Namwon River Hotel』へ分泊、わたしはコチラ組。
どちらもモーテル・タイプのホテル、そう聞くと腰が引けてしまう人もいるかもしれませんが、
韓国では家族旅行でも利用、駐車場(通常無料)が備わるので国内旅行者にも人気だったりします。
室内はシンプルに広く、バスタブもあるので、日本人旅行者でも使いやすく、地方旅行にオススメですよ。
<Sanriji Hotel>
124, Sori-gil, Jeollabuk-do, Namwon-si
<Namwon River Hotel>
120, Sori-gil, Jeollabuk-do, Namwon-si

それぞれ荷解きを終えた後に再集合、徒歩で夕食へ向かいます。
ホテルからほど近いヨチョンの川沿いレストラン『チョンオクドン』、
チリサン(智異山)黒豚のサムギョプサルが名物のお店だそうで。
日本でも放送されたTVドラマで名を知られ、韓国最大の広さを誇る韓国南部の国立公園がある山、
「チリサンを歩いたらこの黒豚を食べないと」といわれるほどの名物だそうです。

お店は桜並木が続く川沿いにあり、艶やかな黄色が目印、
なんと女性社長も全身黄色で接客、話を聞いたら「これがわたしのラッキーカラーなの」ということで
服装だけでなく、店自体も塗り替えてしまったそうです。
あちらのテーブルで肉を返しては、こちらのテーブルにビールを置き、まさに八面六臂の接客、
こちらが気圧される元気っぷりで肉を食べなくてもパワーをもらえそうなイキオイで楽しい食卓に。

肉はもちろんですが、テーブルから落ちそうなぐらい地場野菜が豊富、
「そのまま齧ってもいいし、焼いてもいいから!」と黄色社長の口上、親戚の家に来たみたい。
バラエティに富んだ野菜の付け合わせはデトックスに最適、
肉の消化とともに旅の疲れも昇華させる、そんな彩りあふれる鉄板を囲んだ夜でした。
<チョンオクドン>
全北南原市音路163(新村洞)
163 Namwon-si Jeonbuk-do
https://www.instagram.com/cheong_ok_dong?igsh=ejF5c3AzeGU3ZHFl 公式Insta
https://m.place.naver.com/restaurant/1889569912/home?entry=pll NAVER Place

長距離移動の疲れを少し引きずり、ほろ酔い気分を道連れに、夜桜に気を惹かれながら、
雨の上がった夜のヨチョンの河原をそぞろ歩き、宿に戻って、ツアー初日が終わります。
主催・協力;南原市観光局
<トゥルアレ>Ddeularae Hanok Cafe
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