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いってきます! Fly to Seoul and... [South Korea (Seoul)]

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今回の旅の騒動のはじまりは羽田空港。

いつものようにオンライン・チェックインを済ませ、
チェックイン・カウンター手前のキオスク端末で搭乗券を取り出し、
早めにラウンジに潜り込んで、残っていた書き仕事でもしようかなと目論んでいた。

いつものように誰とも会話することもなく、スムーズに手荷物検査場へ向かうナガレだったが、
検査場に足を踏み入れる前にメッセンジャーの通話通知が鳴った。

「これから韓国出発でしょ?」

「そうだよ、これからX-ray、世界一タイミング悪いな」

そう悪態をつくと画面に名が出ていた韓国の友人が海の向こうで笑っていた。

「あはは、ゴメンゴメン。週末、カンウォンドに行くんだけど合流しない?」

「かんうぉんど? ナニソレ? ドコだソレ?」

「スキー・リゾート。家族で行くんだけど来ません?」

「あのねえ」

まったく。
出発前に唐突なお誘い。
予定を直前に決めるのはアジア人のサガ、たぶん日本人はアジア人じゃないんだ。

「フライトでじっくり考えてみるわ」そういって通話を切った。

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ソウルから電車で現地へ、宿はコンドミニアムだから心配なし・・・などなど、
通話の後に清涼里駅の時刻表とコンドの地図など各種情報が送られてきていた。

宿もガッツリ一週間取ってあるつーのに、チェックイン当日じゃキャンセル(払い戻し)もできねえぞ。
「カンウォンド、ドコよ、カンウォンド!」と羽田の出発フロアで叫びたくなっていたが、
ラウンジのシャワーで気分を変えることにして、予定を再構築してみることにした。
といっても市内が混み合う週末はなにもしないでカフェで過ごすのが常道なのだが。

今回のフライトはこんな感じ。

2023-12-13 20:05/22:35 OZ1035 HND/GMP
2023-12-20 15:35/17:20 OZ106 ICN/NRT

コロナ後はチケット高騰が続いている、それもこれもバカ高サーチャージが原因だ。
マイル発券連発でこれを補い、空港使用料の7,010円のみで韓国旅行を実現というワケで。

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到着便は少し遅れ、金浦空港に到着。

外国人用の入国審査がちょっと混んでいたため、金浦空港から江南駅に着くと日付が変わっていた。
終電が近づき、江南駅地下街の出口は次々と閉められていたが、
係員に「4番出口行きたい~」と告げるとそこのドアだけ開けてくれた。
この国のこういう融通というか、加減が好きだ。

開けてくれた出口から地下街を出ると12月の深夜だというのにけっこう暖かく、
東京の夜と同じ感じでみごとに拍子抜け、マフラーや手袋の準備はムダになったかな。
ポツポツ雨が落ちてきていたが、どうやら翌日にも続いたこの雨がこの暖かさの原因らしい。

今回も引き続き知らない宿に挑戦、そのため毎回チェックインが完了するまではちょっとした冒険だ。

宿を見つけること自体もそうだが、スタッフがいてドアを開けてもらえるかがちょっとした勝負、
ロックされたドアの前から何度電話したことか。
なにせ人件費節約で夜はスタッフが帰るゲストハウスやホステルも多いからね。(ホテルは問題ない)
それもコロナ後は事前メールでメインドアや部屋のロックの暗証を教えてくれることが常道化しつつある、
スタッフが食事で不在なんてこともあるから、旅人としてはこの「プリ・チェックイン」方式は助かる。

この「小冒険」、看板を出してない、あるいはハングルのカンバンだけ、となるとドツボのパターン。
なにせこちとらこの国では「文盲」ですからね、あいかわらずハングルは読めない。

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で、今回もコシウォンの入ったそれらしいビルやカンバンが見当たらない。

キャスターバッグを歩道に置き、スマホの地図で確認し直してみるが、見い出せない。
それらしいビルがあるのだが、カンバンが出ておらず、そのビルの中にあるのかもわからない。
深夜の路肩でスマホ片手に少しばかり途方に暮れかけていると、声をかけられた。

「なに探してるの? 旅行の人?」

韓国語で半分もわからなかったがそんな感じは汲み取れた。

「コシウォンです、このビルの番地、ドコにありますか?」

カタコトの韓国語で聞き返してみた。

「このあたりにコシウォンなんてあったかな? 住所わかる?」

そう答えてくれたオジサンにスマホを差し出し見せようとしたら、唐突に画面が暗くなった。
バッテリー切れ!
空港から宿を調べたり、カンウォンドを調べたりしていたので、ムダにバッテリーを消費していたのだ。




「あちゃあ、バッテリー、オプソヨ(なし)です」

「日本の人? 事務所においで。PCあるから調べるよ、それと電源も繋いであげるから」

アヤシイ事務所に連れていかれるわけでもなかろう、オジサンに続き、ビルの奥の事務所に進んだ。

「ニホンいましたよ、ツルミ働いてたよ、ナンダッケ、あの赤い電車」

急に日本語で話しかけられ、知っている地名に驚かされた。

「ケイキューですか? 京浜急行、赤い電車。
 当時は京浜鶴見かな。今日、その赤い電車で空港まで行きましたよ」

こちらも日本語と韓国語を交えて答える。

「そうそう、懐かしいねえ、ケイキュ~♪、赤い電車~♪」

オジサンは若いときに鶴見の電機メーカーで働いていたらしい、今はこのビルの警備員のご様子。

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そういえば「毎月ソウル」をはじめた頃、深夜到着で市庁止まりのリムジンしかなく、
そこからタクシーを捕まえ、乗り込んだ車内で当時多かった「ぼったくり」を警戒していたら、
唐突に日本語で話しかけられたことを思い出した。
その時も同じく「ツルミ」が出てきて盛り上がったのだ、妙なところで話がリンクしていく。
https://delfin.blog.ss-blog.jp/2009-05-15 深夜リムジンでシチョン(市庁)到着

「検索すると隣のビルだねえ」

PC画面を指差しながらそういうと「行ってみよう」と促された。
バゲージそのままで隣の雑居ビルに入り、階段を3Fまで上がるとフロントらしきものがあり、
そこには宿のカンバンが出ていた。

「ここみたいです、コシウォンのナマエがありました」

「それはよかった。夜はいつもいるからさ、時間あるときにまた寄りなよ」

重ね重ね礼をいうこちらに気さくにそう言ってくれた。
考えてみたら、スマホを見直す前にビルを上がってみればなんでもなかったのだが、
到着でくたびれ、億劫になっていたのでおじさんに声をかけられる結果となったわけだ。
バゲージを取りに戻り、握手をして別れた。

小雨が落ちる深夜のチェックイン前、アチコチにソウルの小さなやさしさがあった。

13, DEC. 2023 @ GMP A/P



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