JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR -DAY3 羅州~務安~関空- -完- [South Korea (全羅南道)]
かつてナジュ(羅州)の町の中心であった『錦城館』を背にして歩き出した。
小一時間だが、今回のツアーでは貴重なフリータイム、
キレイに整地された通りをたどるとその先にはメイン・ストリートであろう商店街が伸びていた。
ヒヤカシながら歩いたものの、そこはメイン・ストリートとは言い難い侘しさ、
もっぱら婦人服店が軒を連ね、ファストフード店もなければコンビニもない。
クルマどおりの激しい幹線道路に出ればそれらしい店があるかもといつもの無手勝流に歩いたが、
今度は登山系のアパレル・ショップが並ぶばかりで、踏み入れるような店はなかった。
ショッピング・モールがあり、見慣れたチェーン店が並ぶ画一的などこかの国の地方都市と違い、
これが正しい地方都市の在り方、本来の姿なのかもしれない。
いつの間にか雨の気配は消え、昼過ぎからは気温が上がって、歩いていると汗ばんでくるほどだ。
昨夜のことを思い返しながら、通りを探りながら歩きつづけた。
「ヨンポタン」の夕食を楽しんだ後、ツアーは海辺で催されるレーザー・ショウに連れ出された。
時折、落ちてくる雨粒を気にしながら、海風に吹かれ、水辺のテラス席で食後のひととき。
観光局の方が手を尽くしてくれたようで、レーザー・ショウに「ようこそ」と日本語パフォーマンス、
BGMにはアジアでも大ヒットした有名5人組アイドルの曲が流れていた。
さりげない「オモテナシ」の心遣いに感謝しながら、
「そのグループ、解散したけど」というツッコミをノド元で飲み下した。
上演後、海際のテラス席の背後にあったホテルへ歩いてチェックイン、
みなのバゲージは先にドライバーさんが降ろしてくれていて、これまた感謝。
一人旅ばかりの身からすると、ツアーって至れり尽くせりですね。
チェックイン前に近所に「ロッテマート」がある、という情報をもらっていた。
すでに時計は21時を回っていて、買いたいものもなかったが、
詰め込まれたスケジュールのなかの憩いの時間を部屋でツブすのはもったいなく思えた。
ボディガードと道案内を名乗り出て、「10分後にロビー集合」の決め事ともに各々、部屋に上がった。
ソウルにあるものと変わらないサイズで「ロッテマート」は営業していた。
韓国慣れしているツアー・メンバーにオススメお菓子などを教えてもらい、軽口を叩きながらブラブラ、
それぞれ会計を済ませた帰り道はカフェに入る人もあれば、チムチルバンに出向く人も。
ホテルから2ブロックほどなので、道案内もお役御免、ボディガードが必要なほど物騒な国でもなく、
なにも買わない身軽さでそのまま遠回りして夜の街を探索することに、幸い雨は上がっている。
地方なのでソウルや釜山のような人混みや喧騒に出会うことはないのだが、
なぜこうも落ち着いた雰囲気なのかと考えると、
ファストフードやチェーン店のドギツイ色合いのカンバンが圧倒的に少ないことに気がついた。
全羅南道の静かな町並みは目線すらも休ませてくれるのだ。
飲み屋からはニギヤカな声が漏れてくる、もう少し遠回りして帰ることにした。
ナジュを後にしたクルマは40分ほどで『務安国際空港』に到着、48時間前降り立った場所に戻ってきた。
新品の空港ビル、出発ロビーはピカピカしている、人が少ないのでそのキレイさが余計に引き立つ感じだ。
「国際空港」ではあるが、開いているチェックイン・カウンターは「チェジュ・エア」のみで、
空港とは思えないぐらい人がいない。
#mokpo #モッポ #木浦 #韓国 #全羅南道 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
手続き待ちの行列もなく、こりゃあ、すぐにボーディング・パスが出るなあ、と思いきや、
カウンター・スタッフがすべて新人、ヨーイドンの研修体勢、彼女たちの着揃えたスーツがどれも新品だ。
不安げに広げた手帳を見ながらチェックインの作業をする彼女らの背後には教育担当だろうか、
「鬼」女性上司が立っている、悪いけど絵に描いたように「鬼」的表情、傍目にも顔が怖いヨ。
「ケンチャナヨ~、ユックリでダイジョブヨ~」そういいながらパスポートを出したものの、
平均よりは明らかに時間がかかっている、手帳をめくる右手が忙しくなると鬼教官の叱責が飛ぶ。
がんばらんと他の空港でやっていけんぜ、と眺めていると無事にボーディング・パスが渡された。
ここで悲しいお知らせ、なんと「出国審査場」が搭乗60分前にならないと開かないとのこと。
国内線と一緒じゃん、と笑えたが突破もできないので一同、出発ロビーのベンチで待つことに。
おまけに出発ロビーにはレストラン&カフェが一軒営業しているだけ、コンビニもないのはご愛嬌。
ここで3日間お世話になったガイドさんとドライバーさんとも別れの時、
「務安にお客さんが来るように書いてくださいね」との熱いメッセージ。
かつてこの路線は定期運行化せずに途絶えた過去があるので、
光州から高速を引っ張ってまで造った務安空港へかかる期待はさらに大きいようだ。
きっとダイジョウブ、全羅南道には韓国通でも口にしていない美味しいものが山ほどある。
舌の肥えた日本人旅行者を唸らせるグルメがきっと彼らを惹き付けることでしょう。
韓国No.1LCCの「チェジュ航空」で気軽に全羅南道へ。
国内線より安い運賃、国際線ながらわずか100分のフライトで魅惑の韓国料理に出会えるのだから。
今回の3日間海外旅行は旅人生初経験の短さ、それでも毎食ごとオイシサとオドロキの食卓でした。
あ、そうそう、2泊とか3泊で「弾丸」とかツブやく輩がいますが、それただの「旅行」ですから。
「弾丸ツアー」は現地0泊、響きのいい言葉に踊らされないように。
ロビーのベンチでしばし時間をつぶし、「出国審査」へ。
搭乗ゲートが2つしかない小ぶりな空港だが、免税店は営業中、
空港内はフリーのWi-Fiも飛んでいるあたりがやっぱり韓国、出発までは退屈知らずです。
「チェジュ航空」では機内で楽しめる「AirCafe」が人気を集めている。
飲み物や機内食はモチロン、イメージ・キャラクターの「東方神起」のグッズが大人気。
機内でしか買えない、つまりは搭乗者しか購入できないプレミア・グッズなので、
それ目当てに「チェジュ航空」に乗る「ペン」もいるとか。
https://www.jejuair.net/jejuair/jp/com/jeju/ibe/serviceinfo/additional/air_cafe.do (AirCafe)
フライト中には「じゃんけん大会」や「くじ引き大会」で搭乗記念グッズが当たる、なんて催しがあることも。。
他社にはないフレンドリーなクルーの対応が旅を楽しくしてくれます。
7C1314便は定刻の15:20より少し早く務安の地を蹴り、全羅南道の地から飛び立った。
追記;
7C1314便は定刻の17:00より10分早く、関空に到着、FAMツアー自体はこれにて完結。
こちらは21時台の最終便で羽田へ向かい、そこから帰宅の途へ。
4時間後のフライトは『KALラウンジ』に滞在し、『ぼてじゅう』で夕食を取りつつ、待つ形。
これまた「PriorityPass」の有効利用です。
FAM TOUR 行程 <DAY1=グリーン、DAY2=ネイビー、DAY3=オレンジ>
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フライト・スケジュール
大阪(関西) - 務安
7C1311 12:30-14:10 月、水、木、金、日(4/30~6/14)
7C1313 18:30-20:10 水、金、日(5/2~6/13)
務安 - 大阪(関西)
7C1312 10:00-11:40 月、水、木、金、日(4/30~6/14)
7C1314 15:20-17:00 水、金、日(5/2~6/13)
http://www.jejuair.net/jejuair/jp/main.do (JEJUAIR 公式サイト・日本語)
JEJUAIR 全羅南道 FAM TOUR
2018年4月30日~5月2日 by 7C1311&7C1314
-完-
サプライス『海外航空券』、『海外航空券+ホテル』に使える2000円引きクーポン配布中!20日まで!
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