Ngurah Rai International Airport @ -完- [Indonesia (Bali)]

-DAY5- 9月2日
8時のフライトに合わせ、5時に起き出し、シャワーを浴びるとドアの外はまだ暗かった。
朝早く発つことは前の日に伝えておいたので、フロントの机に鍵を置き、チェックアウト完了。
「ジャラン・ラヤ・クタ」の大通りで休憩していたタクシーに声をかけてみた。
「空港まで5万」
交渉の余地なしの素っ気ない返事だ。
その鼻先を客を乗せたバイク・タクシーが抜けていく、続いてやって来た空のバイク・タクシーに手招き。
「空港。3万で行かないか」
キャッシュを見せると即OKサインが出た。

最悪空港まで歩いてもいいつもりで早めに宿出てきたのでちょっとラッキー。
この宿からは15分も歩けばついてしまう距離なのだから。
後ろの席にしがみつき空港へ。
どうやらバイクタクシーは中に入れないらしく、ゲートの外側で降ろされた。
横断歩道を渡り、歩いて空港内の敷地へ。
う~ん、数々旅してきたけど、行きも帰りも歩いて空港を出入りしたというのは初めての経験だなあ。

あ、そうそう、昨今はLCCの普及で、「個人手配」がようやく当たり前化してきましたね、
まあ、こちらの今回はただの「格安航空券」だけど。
TVでも「1万円で台湾」とか「ハワイに2万円」とか、
こちらの耳を引っ張り向けるようなことばかり煽り立ててくれますが、
「安さ」だけに囚われるとけっこうメンドくさい目、イタイ目に遭いますぜ。
「旅行商品」に限っては「安い」=「面倒」「手間がかかる」ということをお忘れなく。

安いLCCのチケットは航空券だけ、さながら「単品料理」ですね。
当然、「空港送迎」「荷物運搬」「市内観光」「宿泊手配」などのサイド・ディッシュは付いてこない。
アレコレ詰め込まれたパックツアーは「定食料理」でしょうか、
通常の「ツアー」なら日本の空港についた時点で、ホテルの部屋まで連れてってくれる上げ膳据え膳。
なにせ安い「単品料理」は後からアレコレ手間がかかりますぜ。
もちろんこれら4点セットの「ややこしカルテット」を省いた安いツアーも存在しますけど、
それでも「空港送迎」や「荷物運搬」などは付いていたりします。
意外と厄介なのがこの2つ、海外の旅先においての最初の「ボッタクリの洗礼」に遭うシーンですからね。
TVではそういうことはいわない、ロケ用の専用バスあるし、コーディネーターも付いていることもね。

昨今のアジアの空港は安価な地下鉄などの公共交通機関が乗り入れ、使いやすくはなっていますが、
(シンガポール・チャンギのMRT、バンコク・スワンナプームの空港鉄道、ソウルのAREXなど)
LCC利用だと深夜や早朝便で空港へ、という状況を強いられることになるので、
そうなると阿漕なドライバーの恰好の餌食でございますなあ。
自力移動は難しくはありませんが、重たいスーツケース引きずってガチャボコ歩道をホテルまで、
なんて旅先のシーンを想像することもお忘れなく。

もうひとつの「宿泊手配」も頭を痛めるところですが、こちらはひたすら検索検索。

予算が決まったら「ハズせない設備」が整っているか調べましょう、ホテルサイトの口コミをチェック。
ジム、ランドリー、Wi-Fi(=有名ホテルは有料が多い)、プールなど、好みは人それぞれ、
なにせ「エアコン」マストの人がここにいますからね。

ホテルの「設備」も大事ですが、アジアの宿で重要なポイントは「駅からの距離」であったりします。
憑りつかれたようにショピング・モールを彷徨い歩き、スーパー・マーケットで散在しまくると、
普段以上に歩き過ぎて、腰も脹脛(読める?)も靴擦れも併せて痛い痛い。
となると買ったものも疲れたカラダもすぐに放り込める部屋へのアクセスが重要。
買い物の重量、歩き過ぎの疲労、街の緊張から解き放たれる部屋にすぐ戻れることが大事大事、大大事。

前回書きましたが、個人的には「新しい宿」を狙って予約予約。
口コミもないのが難点ですが、ひとまずファシリティ(設備)が新しいので気持ちよい滞在が狙える。
やっすい宿の場合はね、共同シャワーの床がヌルヌルとか、ありますからね、イヤでしょ、そういうの。
ということで今回はラストに空港そばで開業したての『Kuta Bagus View』に滞在、
ちょっと変わった造りだけど、新しくて心地よい滞在、早朝出発が悔やまれるぐらい。
TripAdvisorにもレビューあり!【Kuta Bagus View】で検索!
脱線しましたが「LCCが安い」なんて文言だけで飛びつくとメンドウが降りかかりますことをお忘れなく。

まだ暗い中、ングラライ国際空港のカウンターでチェックインを済ませ、出発へ。
2015年3月より、空港施設使用料はチケット切込みとなっていたが、
今回はチャーター・フライトということで現地払いを要するとのこと、
そのことは出発前から繰り返し告知されていたので、その分はしっかり手元に残していた。
手荷物検査場の手前で150,000Rpを支払い、出国審査へ。

お金を払うこと以外特になにもなく、流れるように『Priority Pass』を使ってラウンジへ。(写真10)
早朝ということもあり、『PREMIER LOUNGE』はガラガラ。(2016年時点ではここだけ利用可能)
のんびり朝食の時間、早めにホテルを出たのもラウンジで時間調整ができるから。
格安航空券でもこんな風に旅の質を上げることができる。
出発まで余裕があるので、シャワーを浴びて態勢整えてもいいかもしれない、
なにせあとはフライトで寝るだけだ。
ああ、結局「ナシゴレン」食べられなかったなあ。
2016年8月のバリ島紀行
2016年8月29日~9月2日 by HB7923 & HB7922
-完-
出発前の空港、みなさんはナニして過ごしていますか?
免税店をウロウロ? カフェでセカセカ? 搭乗ゲートでイライラ?
「格安航空券」だろうが「LCC」だろうが、
各空港のある『ビジネスクラス・ラウンジ』でゆっくりビールやワインなんていかが?
【プライオリティ・パス】があればそれが可能、情報詳細は↓コチラをご覧ください。
https://delfin.blog.ss-blog.jp/2010-03-17
「カードの年会費10,800円は高い!」と思うかもしれませんが、
『ビジネスクラス・ラウンジ』の利用料は1回US$30ほど。
1度の海外旅行で日本出発時に1回、帰国時の空港で1回、往復2回ラウンジを使えるわけですから、
年間2度、海外旅行に出るとすでにモトは取れてしまいます。
空港によっては国内線でもラウンジ利用可能ですから、帰省時や国内旅行でも便利!
そのほかに「トラベルコース」を選べば、年2回の『手荷物宅配サービス』が付帯しますので、
単純計算で1,500円前後x2回分が浮いちゃいます。
国内も海外も旅行にこの1枚 さらに今なら入会時にポイントプレゼント、
初年度はこれだけでも会費を補えるので、試しに使ってみるのもアリです。
カードには最高5,000万円の『海外旅行傷害保険』&『国内旅行傷害保険』が付帯するので、
不安が多い海外旅行でも安心ですね。

実際に利用した各都市空港ラウンジの報告記はこちらのリンクから!
https://delfin2.blog.ss-blog.jp/2013-05-23 バンコク・スワンナプーム(BKK)
https://delfin2.blog.ss-blog.jp/2013-08-16 マニラ・ニノイ・アキノ(MNL)
https://delfin2.blog.ss-blog.jp/2013-08-20 シンガポール・チャンギ(SIN)
https://delfin2.blog.ss-blog.jp/2013-11-09 デンバー・インターナショナル(DEN)
https://delfin2.blog.ss-blog.jp/2014-05-06 ソウル・インチョン(ICN)
https://delfin2.blog.ss-blog.jp/2015-09-29 アブダビ・インターナショナル(AUH)
https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2016-07-21 香港・チェクラップコク(HKG)
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