ネイザンロード(彌敦道) @Hong Kong -完- [Hong Kong]
-Day 7- 1月31日
曇っていて肌寒い、なんなんでしょう、今年の香港の一月の気温。
朝目覚めると熱は下がっていて、いつもと同じ体調が戻っていた。
「豆漿」を胃袋にブチ込んだだけでひたすら寝続けたのが功を奏したのかもしれない。
扁桃腺からきた熱なので、ただただ眠るだけが対応策、おかげで6日目を丸ごと寝つぶしたが。
汗でべとつくカラダをシャワーでリフレッシュし、規定通り12時ちょうどにチェックアウト。
チェックインのときと同じベッドメイクのおばちゃんがいたので、
同じように身振り手振りで「バゲージを15時頃まで預かって置いてほしい」と伝えた。
ホテルだろうがゲストハウスだろうが安宿だろうが、
宿泊客であればチェックイン前にバゲージは預かってくれるし、チェックアウト後も荷物はキープしてくれる。
ただしホテルではカギのかかるバゲージ・ルームに置いてくれるが、
安宿などでは物置や通路に置くだけということも、宿の価格はこういうところに現れる。
ということで、いずれの場合も預けるものはカギのかかるものがオススメ、
海外の宿では値段の違いがセキュリティやサービスの違い、と思ってください。
アヤシイ身振り手振りの中に「サンテン」という3時を意味する北京語が効いたのか、理解してくれ、
「ここに置きなさい」という感じで廊下の隅の用具入れを示してくれた。
「OKら~、モウ・マン・タイら~(無問題デス)」
キャスター・バッグを置き、シンガポールでもよく使うフレーズを陽気に口にすると
おばちゃんはちょっと驚いた顔をして、
「アンタ、広東語、わかるんじゃない!!」という感じでまくしたてて来たが、
「ムリムリ」という感じで手を振ると、慌てたこちらの様子を見て、ケラケラ笑ってくれた。
帰国便は19:10、時計とにらめっこの香港カウントダウン。
実は熱を出して寝込んでいるときにSMSが飛び込んできて、
「帰国前にランチ食べよう」というハナシになっていた。
「回復したら」というリマークをつけて返信したのだが、かまわず待ち合わせの場所と時間が送られてきた。
この日は土曜日、オフィス・ワーカーの香港人も帰国するこちらのために時間が割けるようで。
待ち合わせの前にあらためて冷たい「豆漿」を買い、カラダに注入。
今回に関しては「豆漿」が特効薬、こいつがなければ「客死」を遂げていたかもしれない。
13時にモンコック(旺角)で待ち合わせ。
「生き返った? 食欲あるならなに食べたい?」
「なんとかね。性質が悪いことに『食欲が落ちる』という経験がないよ、今まで。
そうだなあ、『クレイポット・ライス』って香港にもあるの?」
「クレイポット・ライス」は素焼きの土鍋で炊き込んだご飯、干し肉や海鮮などバリエーションも豊富だ。
シンガポールでは『瓦煲飯』と表記する。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2015-05-10 (クレイポット・ライス@シンガポール)
「あるわよ、香港では『ポウチャイ・ファン(煲仔飯)』、じゃあランチはそれね。
ほかにはリクエストはある?」
https://www.hongkongnavi.com/special/5032105 (ボウチャイファン・香港ナビ)
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「昨日一日ツブしちゃったからスーパーで調味料とか乾物とか買えなかったんだけどもういいや、
LCCだから手荷物の重量制限もあるし」
土曜日、香港の中心地であるモンコック(旺角)はかなりの人手だ。
買物、食事、映画・・・、旅行者でなくてもここには週末に人が集う。
そんな人波をかき分けながら、彌敦道(ネイザン・ロード)を越え、西側を目指した。
「前にこの北側でおいしい店があったの。少し歩くけどダイジョウブ?」
「無問題(モー・マンタイ)ら~。少しカラダ、動かさないとね、帰りのフライトがツライ」
そんな感じでクダラナイ話をしながら、ネイザン・ロードを太子駅方面へ北上しつつ、店を探した。
「あ、ここ、ここ」
運よく見つけ出したものの、店は少し混んでいた。
昼飯時は過ぎていたが、休日のランチはみんな遅めの動き出しなのだろう。
満席の店内に案内され、席に着き、メニューを広げた。
ところが「煲仔飯(ポウチャイファン)」の文字がない、壁にはそれを推す写真が貼ってあるのに。
「クレイポットないの?」彼女にそう言い、オーダーを取りに来た店員に尋ねてもらった。
「ボウチャイファンは夜しかやってないんだって~」
店員に答えをもらい、ゲラゲラ笑い合った、それが食べたくて入った店なのにそれがないなんて。
「それを食べなきゃ帰れないわけじゃないからいいよ。じゃあ『ダックライス』にするカモ~」
メニューにあった品目から「焼鴨飯」をチョイス、彼女は「焼豚飯」を頼んだ。
「なんでまた『ダックライス』?」
「またじゃないよ、この前は『チキンライス』、だけど『ダック』のほうがおいしかったじゃないかあ!」
まさか今度も『チャーシュー』のほうがおいしかったりはしないよな?」
やって来た「ダックライス」は「北京ダック」にも近く、皮はパリパリと音を立てる香ばしさだった。
http://www.hongkongnavi.com/special/5000979 (ローストご飯・香港ナビ)
「ああ、久しぶりのご飯、お米、パイファン(白飯)、しかもこのダック、たまらないなあ」
「最後に香港のおいしいものを食べてもらえて、うれしいわ。写真撮らなくていいの?」
「こんな混んでる店で写真撮る気しないよ、今は食べることが最優先だね、昨日ご飯食べてないので渇望中。
香港もあとは空港バスでおとなしく帰るだけカモ~、買い物もしない~。
オイシイモノをいろいろありがとう!!
また安いチケット手に入れたらご飯食べにくるよ、今度は『ボウチャイファン』を」
賑わう店内、野暮な一眼レフは取り出さず、香ばしい鴨に集中した。
「風邪にいいから」と途中で買ってもらったジンジャー・ティを片手に、
15:40、ジョーダン・ロードからA21の空港バスに乗り込んだ、空港アクセス$33也。
16:30、空港到着し「チェックイン」、預け荷物はないので「手荷物検査」、「出国手続き」と流れるように進み、
『プライオリティ・パス』で早めにビジネスクラス・ラウンジに滑り込んだ。(写真4)
ラウンジ滞在ができるので、LCCでも旅する気にさせてくれるのは『プライオリティ・パス』の効能、
ざわつく空港で腰を据える場所があるのは助かるし、フライト前に小腹を満たせるのはLCCだと強い味方だ。
羽田に降り立つのは日付が変わった0:05、8日間とはいえ、正味5日しかなかった旅が終わる。
香港紀行
2015年1月26日~2月1日 by UO623 & UO622
-完-
出発前の空港、みなさんはナニして過ごしていますか?
免税店をウロウロ? カフェでセカセカ? 搭乗ゲートでイライラ?
「格安航空券」だろうが「LCC」だろうが、
各空港のある『ビジネスクラス・ラウンジ』でゆっくりビールやワインなんていかが?
【プライオリティ・パス】があればそれが可能、情報詳細は↓コチラをご覧ください。
http://delfin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-17
「カードの年会費10,800円は高い!」と思うかもしれませんが、
『ビジネスクラス・ラウンジ』の利用料は1回US$30ほど。
1度の海外旅行で日本出発時に1回、帰国時の空港で1回、往復2回ラウンジを使えるわけですから、
年間2度、海外旅行に出るとすでにモトは取れてしまいます。
空港によっては国内線でもラウンジ利用可能ですから、帰省時や国内旅行でも便利!
そのほかに「トラベルコース」を選べば、年2回の『手荷物宅配サービス』が付帯しますので、
単純計算で1,500円前後x2回分が浮いちゃいます。
国内も海外も旅行にこの1枚 さらに今なら入会時にポイントプレゼント、
初年度はこれだけでも会費を補えるので、試しに使ってみるのもアリです。
カードには最高5,000万円の『海外旅行傷害保険』&『国内旅行傷害保険』が付帯するので、
不安が多い海外旅行でも安心ですね。
実際に利用した各都市空港ラウンジの報告記はこちらのリンクから!
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-05-23 バンコク・スワンナプーム(BKK)
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-08-16 マニラ・ニノイ・アキノ(MNL)
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-08-20 シンガポール・チャンギ(SIN)
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-10-13 ヒューストン・G・ブッシュ・インターコンチネンタル(IAH)
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2013-11-09 デンバー・インターナショナル(DEN)
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2014-05-06 ソウル・インチョン(ICN)
http://delfin3.blog.so-net.ne.jp/2016-07-21 香港・チェクラップコク(HKG)
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2015-09-29 アブダビ・インターナショナル(AUH)
私もシンガのクレイポット食べた事あるけど、味が薄いくてお肉の骨が邪魔で食べるの大変でした。
皮パリパリのダックライス、私も食べてみたくなりましたよ~
by ナナ (2016-08-27 21:42)
>ナナさん
日本の人には少しボヤけた味かもしれないですね。
というのも、日本人「塩っぱ好き」ですからねえ~。
ナニカかけたがるし(笑
ええ~、あの骨にカブりつくのがおいしいんじゃないの?
テーブルに骨を吐き出しつつ(笑
香港ではダックライス、シンガポールではチキンライス、とご記憶を~
by delfin (2016-08-28 18:33)