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Soto Babat @Kuta [Indonesia (Bali)]

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スイカジュースを飲み干し、さっき通り過ぎてきた『Hardy』を目指した。

バリ常連に有名なスーパーは1階に食料品、2階にはローカル向けの洋服がごちゃっと並んでいた。
地元感丸出しの雰囲気の中、オモシロイ土産モノか夏モノのシャツでもあるかと探して歩いたが、
琴線に触れるものはなく、いつものように普段使い用のハーブを買い漁っただけでホテルへ戻ることに。

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5日間の旅程だが、29日の夜便で発ち、日付が変わった30日深夜に到着、
出発は明日の朝8時なので、実際に街をブラつけるのは合間の「3日」だけ。

安チケットの制限に合わせた「5日」なんてものはアッという間だが、
いつもの怠惰なスタイルを発揮して、キレイにベッドメイクされたシーツの上で禁断のシエスタに。

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日差しが緩む頃、おもむろに起き出し、また街歩きをはじめた。

吹き抜けの散髪屋は情感があり、歩道ではバイク屋のオジサンが出張修理に汗を流している。
観光地を少し離れだけでおおらかな地元の生活がいろいろ見えてきて、好奇心が止まらなくなる。

ワルンを見つけたので、少し早めの夕食を決め、「ナシ・チャンプル」を注文、
アジアでよく見る「ぶっかけご飯」はおかず3品を選んで12,000Rp也。

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小さなローカル・スーパーを物色し、歩き出そうとするとすぐ隣の食堂がやたらと混み合っていた。
カンバンに「SOTO」の文字が躍っている、「ソト」は確かこちらの言葉で「スープ」の意味だ。
小さな店先ではモツを煮込んでる、胃袋のスペースはまだ余裕があったのでここはトライだね。

「一人ならこっち、座んな」

空席待ちのローカル・ファミリーの後ろに並ぼうとすると店のおやじさんに手招きされ、奥のテーブルに。
先客の一人客と相席、順番を飛ばす形になった家族連れに「悪いね~」と会釈しながら席に着く。

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「どれが人気メニュー?」

「『Soto Babat』(ソト・ババット)だ」

「じゃあ、それ」

(ババットってなんだ?)と思いはしたが、
店先で煮込まれた以外のものが出てくると思えなかったので、躊躇なく頼んだ。

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「ライムを絞って食べるといいよ」

スープの入った器をテーブルに置くと、身振り手振りでおやじさんが教えてくれた。
モツはもちろん、すり身の団子がウマイ、ホルモンの脂っこさが絞ったライムで消えていくのだ。

「『ナシ』(=ご飯)、いるか?」

ラッピングされたご飯を指し示すが、すでに「ナシ・チャンプル」を平らげているのでさすがに断った。

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「ああ~、おいしいなあ」

日本人の性か、汁物をすするとしみじみ声が出てしまう、しかも日本語で口にしていた。
その声を聴いて周りの客が笑っていたが、おやじさんは嬉しそうに親指を立ててみせる。
お返しに親指サインを返すと彼の顔から笑みがこぼれた。

「Soto Babat(ソト・ババット=後で調べてわかったが牛の胃袋)」は牛ホルモンのスープ、
写真の一杯が20,000Rp、約150円でシアワセ感じるあいかわらず安上がりな旅人。

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宿に帰るのはもったいない気がしたので、さらに街歩きを重ねた。

歩き疲れ、火照ったカラダを昼間寄った店でクールダウンすることに。
なんとかの一つ覚えで「スイカジュース」を狙い撃つと、
店のニイチャンは奥から丸のまんまのスイカを取り出し、そいつを手際よく切り分け、
ジューサーに放り込んでいく。

おお~、フレッシュにもほどがあるぜ、フレッシュ過ぎても7,000Rpは変わりなく。
手のあいた店のニイチャンがスマホから流れるダンスミュージックのボリュームを上げた。

吹きさらしの店先に心地よいアジアの風が吹き抜けていく。




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yokomi

 いつかご案内願いたい(^_^;)
by yokomi (2019-09-22 01:06) 

delfin

>yokomiさん

いつでもお気軽に(笑

元ツアコンですから、案内はお手のもので~す。
航空券くれれば、ホイホイついていきます(笑
通訳、運転も承りますよ、って募集広告みたいになっちゃった。。。
by delfin (2019-09-22 15:43) 

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