Container Park @Las Vegas [Las Vegas (U.S.)]

早朝動き出しの眠気と満腹未消化胃袋に引きずられながら、取材を続けた。
夕刻前にホテルに戻り、シャワーを浴びてリフレッシュ。
キレイにメイキングされたベッドが「こちらにおいで」と誘惑してきたが、
なんとか振り払い、次の取材スケジュールへ向かう。

夕方からの「ウォーキング・ツアー」に参加するため、SDXでダウンタウンへ。
『ザ・ストリップ』とダウンタウンの間には
SDX(ストリップ・ダウンタウン・エキスプレス)とDEUCE(デュース)というバスが運航。
2階建てバスの「デュース」は各停だが、24時間運転で旅行者にもありがたい。
ダウンタウン・エリアは物価もお安め、カジノのレートも安く、1セントで遊べるスロットもある。
「でた~、100枚~、大当たり!」と思っても、このマシンだと$1なんだけどね。
あわせてご飯も安く、かつてのような安いブッフェもあるので上手に過ごすならダウンタウンがオススメ。

参加するのは歩いてレストランを巡り、イチオシの料理を摘まみながら、カクテル傾け、
数店舗をハシゴする、という「グルメ・ウォーキング・ツアー」。
この手のグルメ・ツアーはアメリカ各都市で流行中デス。

案内役のダイレクター曰く、
「知らない土地や初めての街でどの店に行けばいいか、戸惑うけど、そんなときのガイド役になるよね。
気に入ったレストランがあれば後日あらためてブッキングできるし、
それにも増して、見知らぬ味覚や料理に出会えるのが楽しいよ。
地元のレストランをサポート、紹介するという一面もあるからね」とのこと。
『Lip Smacking Foodie Tour at downtown』
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g45963-d7675305-Reviews-Lip_Smacking_Foodie_Tours-Las_Vegas_Nevada.html (TripAdvisor)
シーズナリーやオープン状況で巡るレストランは入れ替わり、
なかでも若い新進気鋭の店を紹介し、発展と地元の盛り上げ役としても一役買っているようだ。

15名ほどの参加者は国内旅行グループ中心、にぎやかな仲間が通りを歩くのにも楽しそう。
アジア人はこちら一人しかおらず、明らかに浮いていたのだが、
席割りから「ミネアポリス、シカゴ、ミルウォーキーから来た」という男性3人組と同じテーブルに。
彼らとおしゃべりすると状況が一変した。
「ミネアポリスはちょっと前に行きましたよ、『メトロドーム』建て替え前に。
シカゴはよく行きますし、好きな街です、グリーンベイはいつか訪れたいんです、憧れの街です」
https://delfin2.blog.ss-blog.jp/2013-10-15 ミネアポリス取材行
NFL取材でアッチコッチのチームを頻繁に訪れていることを告げた。

「日本人もフットボールをみるのかい? いい選手が多いから野球が有名なことは知っているけど」
「ポピュラーじゃないけど、根強いファンはいますよ」
「でもおれたちにフットボールの話はしないほうがいい、わかるだろ?」
ジョーク交じりの笑顔でミルウォーキーの彼が言う。
というのもこの3都市=バイキングス、ベアーズ、パッカーズはNFLノース地区のライバルだからだ。
「わかりますよ。では、今夜はデトロイトに乾杯しましょ!!」
そういってグラスを掲げると大いに彼らにウケた。
(注;デトロイト・ライオンズは同地区4チームの1つだが、いまだスーパーボウル出場経験がない)

途中、ダウンタウンのホット・スポットなど巡りながら、ウォーキング・ツアーは次の店を目指す。
『コンテナ・パーク』ではカマキリが首を振りながら、火を吹いている、熱いんですけど、コレ。
イタリアン、フュージョン、インド・・・、
訪れた店で出される料理は「フィンガー・フード」レベルだが、4軒も巡るとかなりの量、
気のいい店だと、デザートまで出してくれたりするから、さらにお腹に貯まっていく。
アルコールは別料金なのだか、参加者はよく食べ、よく飲む、さすがアメリカ人。

「アナタ、食べてる? こっちに料理余っているわよ。アナタ、ドコの国の人なの?」
インド料理店のテーブルで恰幅のいい黒人女性参加者に怒鳴られるように声をかけられた。
「に、日本です、そちらは?」
「わたしたちはバハマから。この6人でアメリカ留学していた者同士の同窓会旅行よ。
日本? 東京は近いの? 2020には東京に行くわよ、オリンピック・ゲームを観るために」
「東京の南側に住んでます。いらっしゃるなら東京案内しますよ」
そういうと車幅の広い女性たちに一気に囲まれ、メール交換大会がはじまった。
「それはうれしいわ、わたしたち、日本語わからないから。
じゃあ、そのあとはバハマにいらっしゃい、案内するから」
こんな風に出会い、すれ違うのが旅の魅力、取材や仕事でもそれは変わらない。

時計は21時を回っている、ツアー開始から4時間が経過、
それでも終わりを惜しむようにみながテーブルを離れない、飲み物を追加注文している人がいるほどだ。
こちらはまだ取材スケジュールが残っていた、
ウィンにて『ル・レーヴ』のショー、21:30のスタート、間に合うのかよ。
ウーバーを呼んでもらい、『ザ・ストリップ』へ、さあ、急ぎ舞い戻れ。





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こんな旅行を楽しみたいものです(^_^)v
by yokomi (2020-06-02 22:59)
グルメツアー
胃袋容量が違う日本人にはキツそうですね。
安いけど大味という時代から変化してるんでしょうね。
フライドピクルスおいしそうです。
アメリカ人3大ドリーム
時代が変わりすぎてもう違うのかも(笑
ディズニーランドで遊び
自由の女神とグランドキャニオンを見る
1991年のお話でした(笑
by みりぃ (2020-06-03 20:50)
>yokomiさん
ははは、これは仕事でしたから~~
by delfin (2020-06-07 00:22)
>みりぃさん
4軒ほどで写真のワン・ディッシュがそれぞれ出されます。
飲みながらだとけっこうイケちゃうのでは??
新進気鋭の店は凝った味で提供してますよ、スノップというか。
フライド・ピクルス、ぜひお試しを~~
おお~、「三大」ありがとうございます。
さすがパスポート保有率低い国、
国内大好き国民ですからねえ。
by delfin (2020-06-07 00:25)