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初夏の気配に覆われて from Seoul [South Korea (Seoul)]

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仁川空港第1ターミナル『Asiana Business Lounge』にいます、帰国便です。

あんな出来事があったシェアルームのさらにネタバラシ。
1、2泊目は一人でツインルームを広々使うことができたのだが、
3泊目にオーナーが「予約が入っているので誰か来るかも」とつれない言葉。
「『3日間、誰も来ない』って言ったじゃないか」と思いつつ、その日の昼間は出かけ、夜になって戻った。
恐る恐る状態で部屋のドアを開けると隣のベッドに滞在者の気配ナシ、どうやら部屋は占有のままに。
結局、一人で気兼ねなく部屋を使い、手足も心も伸ばして4日目の朝を迎えることができたわけで。

不穏な感じはこれだけでなく、11時のチェックアウトに合わせ、荷物を詰めていると、
「用事があるから」とマン・カバー状態女性オーナーが張り付いてくる。
1分1秒を急き立てるように追い出され、感じの悪さは最後まで完遂され、
みごとに「二度と来ない」フラグが完成した。
自傷事件はさておき、ここまで感じ悪い宿ってめずらしい、
ファシリティもそうだったけどそれ以上にホスピタリティに問題アリアリなのよ。
https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2023-05-10 安宿での事件は前回ブログで・・・

後ろ足で砂をかけつつ、次の宿を目指し、バスでチョンノ・イガ(鍾路二街)に移動。

あいかわらず初利用の宿を掘り進んでいるが、今回は馴れたチョンノ・エリアなので直で宿にたどり着けた。
事前のメールが効いたのか、チェックインには早すぎる昼刻だったがスタッフが対応してくれ、
掃除中の部屋を2~3見せてくれると好きな部屋を選ばせてくれた。
コシウォン・スタイルの窓付きのシングル・ルームに荷物を放り込み、次の居場所が確定。
チェックイン時のこんな対応だけで満足のホスピタリティ、同じ安宿なのにね。

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遡って初日からの滞在はソウル駅の南側というあまり馴れないエリアだったので、
近隣の食堂を掘り起こしたり、カフェに居座ったりと知らない路地の探訪が楽しい連日。

ご存知の方も多いと思うが、ソウルは環状線(2号線)内だと一駅が近く、歩いても10~15分ぐらい。
遠目にバカデカイビルを眺め、見知らぬ路地を彷徨っていると隣駅のヨンサン(龍山)駅もスグで、
シャッター商店街化している電気街を横目に異形のオブジェが鎮座するバカデカイビルの前にたどり着いた。

到着の夜からソウルは連日暑い、5月だというのに30度近い好天続き、服装チョイスを完全にミスった。

「ドラゴン・シティ」と銘打ったビルは、
『グランド・メルキュール』『ノボテル・スイート』『ノボテル』『イビス・スタイルズ』が入り、
老朽化のソウル・ヒルトンから『セブンラック・カジノ』が移り住んだツインタワー・ビル。
なにもない荒涼としたヨンサンの西側に不釣り合いなキレイさとデカさだけが異彩を放っている。

専用エレベーターでカジノに上がるとその先にはだだっ広いフロアが広がっていた。
ヒルトン時代の肩がぶつかり合うやっちゃ場のようなフロアと比べると、ゆったりと遊べそうだったが、
気乗りしなかったので喉を癒しただけでそそくさと退散、通りすがりの見学客として去ることにした。

掘り出し物を探して電気街をうろつくもPCチューンナップのショップばかりでオモシロアイテムはナシ、
その手の買い物もネット通販に移行しているのか、ヨンサン電気街は元気がなく、
「毎月ソウル」開始の当初、PCアイテムを探しによく訪ね歩いた面影はすでに遠くになりにけり。

DIME 2023年 6月号 [雑誌]

そういえば我が国もようやく海外旅行ムードが出てきた感じで、
出発前にはソウルへのフライト記事を紙媒体に執筆。
すでに前月号になっちゃってますので、気になる方はWEBでご注文を。
付録のLEDランプはかなり人気のアイテムらしい。
DIME(ダイム) 2023年6月号【雑誌】

ハワイや韓国はリピーターがたくさんいるディスティネーション。
とはいえコロナ前と様変わりしている昨今の状況と海外旅行未体験派には戸惑いが多いですよね。

誌面では書けなかったソウル便でのLCCとFSCの格安航空券のメリット&デメリットをここで紹介。



LCCのメリット;

#1は「安さ」。しかしこのところの減便で単価自体が上がってしまっている状態です。
また戦争の影響で「燃油サーチャージ」が高騰、ソウル便も往復のサーチャージだけで1万円超え、
LCCといいつつ、コロナ前の格安航空券並みの値段が続いてます。
(サーチャージがかからないLCCの会社もありますが、ソウル便に関しては加算するところが多い)
最近はサーチャージは下降傾向に、この春からは増便も続き、あとはお手軽価格になることを祈りましょう。

#2は「行程」。片道でも購入可能なので、帰りは船で福岡や下関に帰るなんてツワモノも。
お土産買い込みたい派はこの手を使って帰国時の荷物代(重量超過)を節約しているみたいです。
また格安航空券のように日数制限がないので、長期休暇やコンサートなどに合わせた自由な旅程が組めます。
朝飛んで翌日夜便の2日満喫旅とか深夜便で夜帰りの宿なし「弾丸旅」なんてのも実現可能。

脱線するけど、SNSやブログに「弾丸旅」って書いてあるとちょっと噴飯もの。
それただの2泊3日ですから~、基本「0泊」、現地で宿とらないのが「弾丸」じゃねえの?
「『やっぱり日本食だわあ』という3泊4日」というネタもあったなあ、ど~でもい~ですよ♪

#3は「セール」。LCC各社ごとに「プロモーション」や「割引セール」が行われるので、
上手に使うと日本の国内線より安く海外旅行が実現可能。
ブログにあるLCC利用の旅はほぼ「プロモーション」チケットですのでご覧あれ。
片道1,000円ほど+日韓の空港使用料5千円程、=1万円かからずの韓国旅、
https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2019-12-11 エアソウル・2千円プロモ
注意したいのはプロモーションのチケットは週末や日月帰国のフライトには適用がないことが多いです。
「XX円OFF」などの割引やクーポンを上手に使うのが週末旅には有効です。

メリットはこんなところかな? まあ、バスみたいな「気軽な旅」を実現させるのがLCCの目指すところ。
「毎月ソウル」を支えていたのはLCCのプロモ・チケットがあったから。
チケット1万円+安宿1週間で1,5万円なら国内よりも韓国に行くでしょ?

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LCCのデメリット;

#1は「預け荷物」。いわゆる「チェックイン・バッグ」が有料です。
チケット購入時に「荷物アリ」を選択すると追加料金が派生、また重さにも制限があり。
お土産買い込み派は事前の申し込みをお忘れなく、カウンターで超過料金となるとバカ高いので。

個人的にはキャリーバッグ+カメラバッグの「手荷物」のみ、LCCで「預け荷物」はしない身軽旅。
ただこの機内に持ち込む「手荷物」もLCC会社により、7~10kgの重量制限があるのでご注意を。
「土産は買いたし超過料金恐し」という方はLCCでなく「格安航空券」ヲオススメします。

#2は「機内サービス」。LCCの機内食や飲み物、FSCだと座席に置いてある毛布すら有償です。
無料で配られる水(会社による)以外、すべてのサービスにお金がかかると思ってください。
反面、LCCは比較的新しい機材が多いのでUSBなどの充電設備が整っていることが多いですね、
こちらは無料で利用可能、スマホやタブレット利用に重宝、もちろん設備がない機材もあったりしますが。



#3は「座席ピッチ」。「座席幅が狭い」とWEB上に書いてたりしますが、幅は変わらんて(笑
座席数を確保するため、幅ではなく前後の間隔=「座席ピッチ」が狭いのです。
イメージとしては学生の頃、遠足で乗った55人乗りの観光バスって感じ、おっと補助席はありませんぜ。
181cmの身としてはヒザががっつり前の席にぶつかりまくりなので、逃げ場がありそうな通路側確保で。

シートの固さや作りはFSCの機材とホトンド変わりなしです。
それよりもやはり「ピッチ」が狭いので、経験則で長距離路線は避けてます。
バンコクかクアラルンプール辺りまでぐらいがLCCの安さと体のガマンのバランス限界点ですなあ。

#4は「チェックイン時間」。LCCで一番キビシイのが「チェックイン・カウンターの締切時間」です。
ブログやSNSに「乗せてもらえなかったヒ・ド・イ」「対応が冷たすぎる」という声があったりしますが、
ルールを守らないアンタが悪いんじゃん、というツッコミはさておき。

ご存知の方も多いと思いますが「チェックイン・カウンター」ってお金払って場所借りてるんですよ。
コスト削減のため、最小限時間でカウンター業務を賄いたいわけで。
飛行機だって駐機している間、お金かかっているんですよ、だから乗客待っている余裕ないのです。
時間が来たらチャッチャとカウンター閉めて、お客さん乗せ込んで、パッパと出発したいワケなので。

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LCC利用時は「WEBチェックイン」「早めの空港到着」などで事前準備をしておきましょうね。
ちなみにFSC=「フル・サービス・キャリア」、LCCの対義語。レガシー・キャリアとも呼ばれます。
短期滞在なら荷物を気にしないFSCの「格安航空券」、マイルもちょっと貯まるしね。
土産も買わず安さ優先、リピート命は「LCC」って感じでチョイスしましょうね。

って、チョンノ滞在記じゃなく、旅行解説みたいになっちまったなあ。

17, MAY. 2023 @ Asiana Business Lounge ICN




追記;

GW前から日本帰国時に「『Visit Japan』は不要」となりましたが、
税関申告書が廃止されたので、通関時に『Visit Japan』によるQRコードの提示が必要になりました。

入国審査(顔認証ゲート)~ターンテーブルで荷物受け取り~税関検査場~到着ロビーへ、
という流れは同じですが、税関検査場であらかじめ入力済みのQRコードを提示して審査に進みます。
ない場合はその場で入力となるので少し時間がかかります、ちょっぴりデジタル化です。

最近、ソウル到着時に騒動を繰り返してますが、このOZ108、成田到着時もドタバタでした。

到着予定は21:00、しかし乗り継ぎ客を待ったため、出発が10分遅れに。
神奈川の南端に帰り着くため、成田空港駅21:34発の終電を捕まえたかったのですがこの時点で暗雲。
NEXやリムジンバスのルートを調べつつ、着陸後のタクシングで身悶えするおそれも虚しく、
到着はさらに遅れて21:20、機材のドアを出たのが21:25、
残り10分しかないことに絶望しつつロビーを急ぎ足、別ルートか手前駅からタクシーか考えながら。

夜便ということもあり、入国審査は無人、預け荷物はないのでキャスターバッグを引っぱり回し、
前述の税関検査場でQRをかざすと21:30・・・アレ、これって?
と思いつつ、ここからはダッシュで京成線の駅へ駆け下りた。

目指すホームに目指す終電がドアを開けて待っていてくれました。

着席とともに発車のベル、あらためて時計を見ると到着便のドアから9分で電車に飛び込んだことに。
おお~、インチョンの15分をはるかに更新したぞ。
たっぷりかいた汗を拭いながら、入国の顔認証と税関のデジタル化に感謝かな。

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