いってきます! Fly to Seoul [South Korea (Seoul)]
赤い電車に3時間近く座り続け、成田空港へ、いつものように「毎月ソウル」がはじまります。
ここ数回のマイレージで発券したチケットはすべてアシアナの夜便をチョイス。
OZ105便はラッシュ時間にぶつからないのと夕方の成田が空いているので使いやすいのだが、
到着時間と現地到着後に問題を含んでいるのがチョト悩みのタネ。
喜劇となるのか悲劇となるかは到着時間と空港の混雑状況次第。
前回ブログで到着後にソウルっ子とともに終電に駆け込み、
日付変わるころになんとか安宿に転がり込んだ、という喜劇的な顛末をお伝えしましたが、
ソレもコレも10分ほどの到着遅れと到着便の重なりで入国審査が混雑、
こればかりは自分でどうしようもない始末でありました。
それでも「使いやすい」という理由でこのフライトを使い続けるかな、リスク承知で。
自分でどうしようもないことをアレコレ考えても仕方がない、
ということはボストンの探偵に教えてもらった from スペンサー。
誰だよ、旅先の天気心配しているヤツ、どうしようもないことは考えても仕方がないのだよ、ベイブ。
先に大事な情報、韓国出入国の最新情報を。
#1 新しく導入されたK-ETAは4月1日から一時的に免除。
あくまでインバウンド需要を見込んだ「一時的な措置」、年内いっぱいの見込み。
日本もインバウンドを見込むなら願うばかりでなく方策しろい。
#2 「Q-CODE」は使用してもしなくても検疫通過は同じ。
機内配布の「黄色い紙」提出でも同様措置、ただしQR認証が圧倒的に早い。
レジで現金で払うか、QR決済するか、ぐらいのスピード感だと思ってくださいな。
#3 今月から仁川空港の税関システムが変更された。
以前は機内配布の「税関申告書」が必要だったがこの紙がなくなった。
またターンテーブル後の通関がグリーンとレッドのエリアに分かれ、スムーズ通過に。
=これ、けっこう気づいてない人多いと思う。
とまあ、コロナ後にドンドン変化しているワケであります。
フライトはこんな感じ。
2023-05-10 19:35/22:15 OZ105 NRT/ICN
2023-05-17 18:40/21:00 OZ108 ICN/NRT
前回の喜劇的展開を経て、今回はソウル駅近くの安宿をゲット。
これなら荷物抱えて走らずに済みそう、と思っていたら別の悲喜劇が待ち受けているとはね。
フライトは10分早く到着し、22:15には機材のドアを出ることができた。
アシアナは比較的歩かなくて済むところに駐機してくれるのですんなり入国審査へ。
外国籍やLCCだと沖のコンコース駐機だったりするのでこのヘンの兼ね合いもあるわいね。
入国審査場は無人状態、ゲートをスマートボールのように抜け、ターンテーブル前にはじき出されると、
地下に転がり降り、自動改札を抜け、22:40のA’REX普通列車に無事乗車。
フライトのドアから「25分」は久々の好記録。
ここで追記です。
#4 空港鉄道はダイヤ変わっているので、WEB上の時刻表を鵜呑みにしないように。
また車内ドア上の液晶表示が大きくなり、わかりやすくなった、日本語しかわからなくても安心。
ソウル駅の地下深くから地上に上がるとムワっと暑い、夜なのに熱い、夜更けなのに20℃近くあるぞ。
完全に服装間違えた、ジャケットいらなかった、暑い夜気に上着が厚い。
(ソウルはこの日以降も好天が続き、日中は30℃近い気温の日々。各所すでにエアコンガンガンです)
宿までちゃっかり路線バスを乗り継ごうと思っていたが、この時間、狙いのバスはすでに終了。
予定通り、バス停2つ、10分弱を歩き、じんわり汗ばみ、宿到着。
事前に深夜着であることを伝えておいたので、女性オーナーが出迎えてくれた。
が・・・。
案内された部屋にクリビツテンギョウ。
「あなたはコッチのベッドを使って」
アレ? 「1ベッド/1バスルーム」って書いてあったけど、2ベッドのシェア・ルームじゃん、コレ。
しかもバスルームもシェアだし、予約ミスっちまったかと思う間もなく、オーナーが拙い英語で話を続ける。
「こっちのベッドも日本人の年配男性なんだけど、さっき警察に連れて行ってもらったわ」
「?! ナニそれ?」
そういうとオーナーはスマホの画像を見せながら、説明を続ける。
「数日前からの滞在で室内での飲酒は禁止しているんだけど、ずっとこそこそ飲んでいたのよ」
画像には血まみれのティッシュやタオルで手首を押さえ、ベッドに腰かける日本人男性が写っていた。
「自分で手首を切って自殺騒ぎを起こしたの。すぐに警察を呼んだわ」
別の画像には制服姿の警官が写っている。
どうやらアルコール中毒で幻覚症状でも起こしたのか、自殺だか自傷した結果、警察を呼ばれたらしい。
って、おいおい、手軽に説明するなよ。
「警察に保護してもらったから戻ってくることはないわ。予約も取り消したしドアロックも変更した。
あなたが来る前にしっかり掃除したのでお酒のニオイや血の匂いはしないと思う」
理路整然と説明してくれたので事情は飲み込めたが、自分に非はない的な口調が腹立たしかった。
復旧したのでそのままここに泊まってね、ってか、お気楽極楽なハナシだぜ。
「その人が戻ってこないのはわかったけど、明日以降、別の予約は入ってないの?」
深夜チェックインなのでこれから別の宿を探すわけにもいかず、
今宵はここで寝るしか選択肢がないのだが、この宿には3泊の予約を入れていた。
事件があったことはさておき、とりあえずこの部屋を2人でシェアして滞在するのはごカンベン願いたい。
とまあ、いろいろあるから旅、というワケで。
10, MAY. 2023 @ ANA Lounge NRT
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