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Fly to Grand Canyon @Las Vegas [Las Vegas (U.S.)]

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―DAY5― 10月6日

6:45、まだ夜が明ける前にストレッチ・リムジンがお出迎え。

本日はまず「Grand Canyon Picnic Helicopter Tour」で動き出し、暗い時間に起きたので大眠むだ。
てっきりツアー・バンでピックアップされるものと思っていたら、
ホテルのパーキング・ロットに現れたリムジンから降り立ったショーファーに名前を呼ばれ、戸惑った。

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観光局の特別アレンジではなく、ツアーのバンと同じようにホテルを数軒回って向かうらしい。
早朝だというのに車内はキンキンにエアコンが効いていて、空港に着く前に凍え死にそうだった。

他のホテルで老夫婦やオーストラリアの家族連れが乗り込んでくる。
オージーの家族連れの男の子2人はヘリに乗るからか、朝からテンションが高い、
年齢を聞いたら中学生と小学生のティーンエージャー、テンションが上がるのもやむ無しだね。

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空港にある『Sundance Helicopters』のビルでパスポートを出し、チェックイン、
現地ツアーだが、いちおうフライトなので、パスポートは必須。
またヘリのフライト、グランド・キャニオンという環境からサングラスも必需品ですぜ。

ロビーには無料のロッカーがあり、持参のバッグやいらない上着などが預けられる。
ウェルカム・ドリンクもサービスされ、搭乗前にはミネラル・ウォーターのボトルも渡された。

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割り振られたのは8時のフライト、担当キャプテンに促され、ヘリに向かい、事前注意と説明を受ける。

同乗者はアメリカ人の巨漢新婚カップルと年配黒人夫婦が同行者、
重量バランスが心配になったが、真ん中席にならずひと安心、カップルを割って座らせはしないよね。

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「英語が不得手な日本のお客さんが来たらどうしますか?」

搭乗前にキャプテンにそう尋ねる。

「搭乗前説明はそんなにムズカシイ英語じゃないから心配はないですよ、
 それとへッドセットからは日本語アナウンスも流れるんですよ、後ほどお聞かせします」

搭乗中、コミュニケーションを取るためのヘッドセットを着けるが、
自動の観光案内テープは席番号ごとに、英語やスペイン語、日本語と振り分けて流れされてきた。

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世界一の大きさを誇る『フーバーダム』などを見下ろしつつ、
40分ほどのフライトで『グランド・キャニオン』へ、
というか、グランド・キャニオンの「内部」へという感じでヘリは渓谷を進んでいく。

現地のヘリ・ツアー会社はそれぞれ「キャンプ・スポット」を有しているらしい、
国立公園内にそういうのアリなのかい。
隔絶されたテーブル・スポットにヘリが降りていく、『グランド・キャニオン』にお邪魔する形ですねえ。

テントが張られた台地ではシャンペン付きのブランチが待っていた。

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ヘリがローターを止めると静寂到来。

殺風景な絶景貸切。

ここにいる数名だけで風景独占。

谷間を抜ける風の音だけが響く、無音極地。

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『グランド・キャニオン』を崖の上から見下ろすのも絶景だが、
『グランド・キャニオン』に入り込んで眺めるのもまた格別、感慨はひとしおだ。

「ねえ、ここに泊まらせてくれない?」

「ハハハ、さすがに泊まる設備はないよ!」

ブランチを頬張るパイロットに戯れ言を吐くとテーブルが笑い声に包まれた。

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あ、そうそう、旅行会社のオプショナル・ツアーや現地ツアーにも
さまざまな「グランド・キャニオン・ツアー」がありますが、
ヘリで眺めて帰ってくるだけのツアーはあまりオススメしません。

グランド・キャニオンの大きさがわからないんですね、上空からだけだと、ただ茶色の大地眺めるだけ。
ヘタすると気流が悪くて乗り物酔いだけして帰ってくる、なんて破目に陥ることも。

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国立公園内の『ノース・リム』や『サウス・リム』から見下ろして、身近に感じるのが王道ですが、
ラス・ベガスからは距離があるので、「ヘリ・ツアー」での時間節約もアリ。

その際はグランド・キャニオンに降り立ち、歩いて眺められるツアーをオススメします。
時間はかかりますが、バスで向かって現地散策、ってのもいいですよ。

ゴマスリではなく、グランド・キャニオンの一端に降り立ってくれる「サンダンス・ヘリ」、オススメです。

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嗚呼、この『グランド・キャニオン』が見たくて、バックパック背負って、
アメリカを一ヶ月放浪したのは何年前の話しだっけ、あ、何十年前か。

『エンジェル・ロッジ』に泊まり、コロラド河まで崖を下り、往復6時間歩いた夏が懐かしい。

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帰路はインディアン居留地や湖を眺め、
最後にはダウンタウンから「ザ・ストリップ」のメガ・ホテルをなめるように飛び、空港へ戻った。

帰り着いたのは10時過ぎ、2時間ちょっとのゼイタク・ツアー。

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キャプテンのオススメは「ナイト・ツアー」、ベガスのド派手なネオンはさながら「地上の星」だとか。

「うちのツアーは特別感を味わってほしいので、送迎にもストレッチ・リムジンを用意しているの。
 最近はウェディング・ツアーが人気よ」
とセールス・マネージャーのおはなし、詳細は公式HPご参照を。

https://www.sundancehelicopters.com/products/grand-canyon-helicopter-tour-champagne-picnic
『サンダンス・ヘリコプター』公式

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帰りのリムジンはホテルではなく、次の取材スポットへ回してもらい、途中下車。

長い一日はまだまだはじまったばかり、眠たいとはいってられない。





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みりぃ


懐かしい場所です。
グランドキャニオン、アメリカ人の三大ドリームがどうしても見たくて、宿泊したウン十年前。
サンライズは感動でした。
セスナで酔って、寝てしまったのも懐かしい思い出です(笑
まだラスベガスもピラミッドのホテル建設中でエンターテインメント性がなく、カジノするくらいでした。
だいぶ変わったでしょうね。


by みりぃ (2020-06-01 22:16) 

delfin

>みりぃさん

コメントありがとうございます!!

パスポート保有率が異常に低い国、ってのは知ってましたが、
三大ドリーム、知らないかった、調べてみます(笑

わたしも遥か昔、GCが見たくて、アメリカ放浪しました。
河原まで6時間歩いて、死にそうに疲れましたが(笑

セスナ、ヘリは酔うんですよね、あの辺は気流不安定なので。

すっかり様変わりしましたよ、デカ過ぎメガホテルがすべてを変えましたね~~
by delfin (2020-06-02 20:33) 

とーる

ベガスからヘリでGC。すごく参考になりました。次回行く機会があったらカジノだけではなく、こういうツアーもいいですね。ぶっちゃけ高そうですが。
by とーる (2020-06-11 21:47) 

delfin

>とーるさん

コメントありがとうございます。

ヘリツアー、オススメですよ、4~5人の乗り合いですし、
GCに降り立てるのがいいですよ~。
料金は公式サイトで、あとはお財布と相談です(笑
by delfin (2020-06-14 23:17) 

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