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Sentimental Bus @Kuala Lumpur [Malaysia (KL)]

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―DAY6―  6月22日

気づいたら10時を回っていた、完全に意識を失っていたようだ。

宿は客が少ないらしく、夜も朝も施設内は静寂に包まれていた。
自分しかいないのかもしれないと疑いもしたが、
トイレやシャワーに行く際にすれ違う人はいたので、そういうわけでもなかったらしい。

あるいは6月というヘンな時期が静かに過ごせる理由だったのかもしれない。

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昨夜は「客家料理」を楽しみながら、日本車が大好きという彼と話が大いに盛り上がった。
初対面でも共通の話題があると打ち解けやすい、そういう点では異国のほうが垣根がなかったりするのだ。

肝心の料理のオーダーは彼任せ、オイシイものはローカルに任せたほうが功を奏す。
こちらがやることは出てきた大皿を片っ端からやっつけていくだけ。、
こういうときはスキキライがないのは大きなアドバンテージ、
重ねて好奇心旺盛の食いしん坊、いやただの食い意地の張った小僧なのかもしれない。

そんな楽しい食卓をジャマしたくなかったので、無粋な一眼レフは出さずじまい、
すみません、UPする「客家料理」の写真は皆無、食べることとしゃべることに専念した夕餉デシタ。

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食後はクルマで移動し、ドリアン・マーケットへ。

水曜日だというのにマーケットは混んでいて、ローカルでニギワっていた。
ドリアンの旬は「夏」、ことによると旬を先取りの頃合いだったのかな。

久々の味覚に舌鼓、こいつばかりは日本では味わえないからね。

屋外のテーブルで飲み物片手にドリアンを頬張る。
翌日も仕事がある彼らに申し訳ないほど話は盛り上がり、気づけば日付が変わっていた。

チャイナタウンの近くまで送ってもらうという至れり尽くせり、こうして小さな宴は幕を閉じた。

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夜中に帰ってきたので、朝食も買ってきていなかった。
シャワーで目を覚まそうと廊下に出ると、キャスターバッグを引きずるチェックアウトの客とすれ違う。
かなりの数の宿泊者がいたようで、これもオドロキ。

宿のフンイキはこんな感じ、こちらのレビューをご覧くださいませ。
「レイン フォレスト ホテル」を【TripAdvisor】で検索


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あ、ちょっと気になること、というか軽ツッコミ。
ホテルサイトにレビューを書く機会があると思いますが、
「スタッフが親切だった」「従業員が優しかった」ってのやめましょうね、
日本人のレビューはこの手のカキコミばかりで役に立たず、読み死にしそう。

けなすわけではありませんが、次回はもういないかもしれない従業員のことを書かれてもねえ。
学生のオンナのコが泊まれば、若いスタッフは優しくするだろうし、
言葉も通じない相手は冷たくあしらうこともあるし。

できることなら「入口わかりづらい」とか「Wi-fi弱い」とか「シャワーが熱くていい」とかトカとか、
施設、設備に関することを書いてケロ。
みな限られた予算内で許される快適な条件の宿の泊まりたいのですから。
留学生やワーホリのスタッフも多く、シフトで働く彼ら「優しい人」が常に居続けるとは限らんのデス。

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さっくり着替え、早めのランチに向かった。

チャイタウンの一本裏手、クルマの激しい通りに気になる店に目星をつけていた、
迷いながらもタダでは歩かず、ちゃっかりこういうところに目をつけておくワケで。

「南香(ナム・ヒョン)」と掲げられたレストランに入る、おお、エアコンが効いている。

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店頭には賑やかしく鶏肉がぶら下がっていたので、おそらくは「チキンライス」の店、
チキンライスならハズレもないかな、とテーブルにつくと店員のおばちゃんがメニューを差し出してきた。

鶏肉とご飯は別々に注文するものらしい、合わせて6,8RM。(写真9)

「味、どうだった?」

レジのおばちゃんに問いかけられる。

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「シンプルでおいしかったよ。ローストも食べたいから明日も来るよ、近くに泊まってるんだ」

「あら、それはうれしいわ。で、あなた、ドコの国の人?」

おしゃべりな日本人はきっと少ないのだろう、当たり前のようにそう尋ねられた。

恥ずかしながら、後で調べてわかったんですが、「チキンライス」で有名なお店だったようです。
知らないで入って「シンプルでおいしかった」って、アンタ・・・。

エアコンの効いた店を出るとアジアの熱気が抱きつくように襲ってきた。
最寄りのLRT駅の『Pasar Seni』へ5分ほど歩いただけだったが、すっかり汗だくに。

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駅にやってきたのは無料のバスに乗るためだ。

マレーシア政府がKLへの観光客誘致のために「GOKL」という無料巡回バスを走らせている。
グリーン、パープル、レッド、ブルーラインという4つの路線がある、というので、
行きたい所も目指す場所もない身としてはまずは街を見て回ろうと、こいつに便乗、まさにタダ乗り。
http://www.go-malaysia.info/travel/gokl/ (GoMalaysiaサイト)

目にとまるものがあれば途中下車すればいいし、終点で折り返してきても車窓からKLを楽しめるからね。

わかりやすくカラーリングしたバスに乗り込むとエアコンが効いていて、車内Wi-Fiも飛んでいるらしい。
アナウンスこそないがモニター表示もされている、至れり尽くせりですね、マレーシア政府。

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停留所の気温表示は36℃を示していた。
車内で汗を拭きながら、「36℃のとろけそうな日♪」というフレーズが浮かんでくる、
あれ? 39度だっけ? いずれにしろ散々迷った昨日のほうが曇っていて涼しかったのかよ。

赤道から離れて来たのになんでKLのほうが熱いんだよ、と誰に言っていいかわからない苦情を飲み込んだ。







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