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モンコック(旺角) @Hong Kong [Hong Kong]

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-Day 4-   1月28日

朝から蒸し暑かった、1月だというのに蒸し暑いのだ。

昨日と同じように買い置きのパンとウォーター・サーバーのお湯でコーヒーを淹れ、軽めの朝食を済ませた。
結局、マカオ行きの気力も意欲も湧いてくることはなく、九龍サイドに居場所を変えることに決めた。
チェックアウトの時間までコーヒーを淹れ直し、ただ読書にふける。
旅先のホテルのベッドで本を読む時間というのは甘美なひとときでしかない。

11時にチェックアウトし、地下鉄で旺角(モンコック)を目指した。

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昨夜は飲茶の後、ホステル・コリアのリピーターでもあるもう一人が合流することになり、
3人でマンゴ・プリンで有名な『許留山』に流れ込み、
食後のデザートをつつき合いながら、近況報告大会。(写真1)
重ねて韓国の想い出話の盛り上がりから性質の悪いことにスカイプのビデオ通話で、
ソウルで仕事中のホステル・スタッフにちょっかいを出したりして、客の少ない店内で盛り上がった。

その後は夜だというのに本が読めるほど明るいモンコックの通りをおしゃべりしながらブラついた。(写真2)
後から加わった彼女はたまたま今日の仕事が片付かず、
有名店の飲茶に合流できなかったことを終始悔しがっていた。

香港らしい明るい通りを屋台のイカ焼きやオデン風のツミレの串などに齧り付きながら、
終わらなかった仕事と逃した點心の憂さを晴らすかのように声を張り上げながら歩く。
やっていることは新橋の酔っ払いサラリーマンと変わらないが、あいにくと酒は飲んでいない。
食べることが好きな香港人らしくもあり、アルコールなしでも盛り上がれるアジア人っぽくて、
気楽で自由なひと時だ。

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旺角駅を降り、記憶に焼き付けたWebの地図をイメージしながら、次のホテルを目指していた。
すると昨夜、イカ焼きを買った店にぶち当たった。
「あれ?昨日来たところじゃん」そう思いながら通りを手繰ると、
そのすぐ裏手に目指すホテルの名があった。
スマホがない身としてはホテル探しは手間がかかるのだが、いい意味で拍子抜けの一瞬だった。

古びたエレベータ―・ホールには漢字で「旅荘」や「賓館」といった漢字を抱いたプレートが連なっている。

フロアを確認し、上階へ昇るとどうやらそれぞれが一角を間借りして、ホテルや旅館営業しているようだ。
各々の宿の前の廊下には真っ白なシーツや枕カバーが遠慮なしに干されている。

『Jinhai Hotel』のプレートが貼られたドアは開け放たれていて、中でおばちゃんが掃除をしていた。
『ジンハイ』は漢字で書くと「金港」、漢字で意味を掴むと急に身近な感じがしてくる。

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「チェックイン、いいですか?」

そう尋ねたものの、おばちゃんは英語がわからないらしい。
壁掛けの電話を示すと、「かけて」と身振りで示してきた。
宿にはフロントらしいものはなく、奥への廊下沿いに部屋が並ぶだけで、スタッフらしい人物もいないのだ。

おばちゃんに促され、いわれた番号に電話をかけると訛りの強い英語で答えが返ってきた。

こちらの予約番号を告げるとそれでチェックイン完了、これまた拍子抜けだ。
電話の向こうの人に事情のわかってないおばちゃんに説明してもらうよう告げ、電話をかわった。

「2」番という部屋を割り当てられ、荷物を運びこむと、
おばちゃんがキレイなタオルをセットしながら「掃除は終わっているわよ」と身振りで教えてくれた。
その背に「ン・コイ」(広東語で「ありがとう」)と告げると、おばちゃんは驚いた顔を見せた。

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他にフロアがあるのかもしれないが、ここには4室が並ぶだけだ。

入口のドアから右手にシングルx2、ツインx2部屋が連なっていて、
小さな廊下にはウォーター・サーバーが置いてある。
2番目の部屋を割り当てられたので窓ナシ部屋確定、これも香港の安宿らしい造りでオドロキはない。
おそらく窓があるのは外に面した4番目の部屋だけだろう、
なにせ「窓アリ」の部屋は少し高くなっていたりするのが「安宿ルール」だ。

この宿にしたのはベッドがセミダブルという点だった、一応2名滞在可能な部屋らしいが、
ふたりで泊まったら荷物を広げるようなスペースはなし、シャワー・ルームにでも置くしかないぞ。

リニューアル間もないという情報もあったので、窓ナシ部屋でも耐えられるかな、という読みもあった。

意外にも「窓がない部屋」というのは壁からの圧迫があり、「耐えきれない感」がすごかったりする、
これは体験した者じゃないとわからない香港の安宿ならではの「落とし穴」だ。
刑務所だって小さい窓があるじゃないか、入ったことないけど。
そこ以上の「圧迫感」に対抗するため、せめて部屋や内装が新しければ、との目論見なんだけどね。

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ロケーションの良さで選んだこともあったが、実際に泊まってみると抜群の位置取りだった。

地下鉄の駅にも近く、モンコックの中通りから一本裏手、反対側に抜ければ「女人街」のマーケット、
という感じで、もうコンビニに出かける感覚で街をうろつけてしまえるロケーションなのだ。
小腹がすいたら隣りは小食(スナック)の出店もあるのだよ。(写真5)

ちなみに一泊5,800円ほど(宿泊税込み)、安宿にしては高い金額、
とはいえ、昨今の香港のシングル・ルームはこれぐらいが相場だ。
もはやアジアの中ではやはりちょっと高めだが、ドミトリーでも3,000円近くかかるので 
ロケーションを考えたら高くはないかな、窓ないけど。

帰国までの残り3泊はここに滞在することを決めてしまった、頭の中から「マカオ」の文字は消えていた。




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