寒さ緩めの学生街から from Seoul [South Korea (Seoul)]

ソウルです、いつものように気づけば帰国日です。
今回はめずらしく午後便での帰国なので、出発日ものんびり。
といっても正午には仁川空港に向かい、いつものように「プライオリティ・パス」でラウンジにて、
遅めのランチを食べつつ、おんたいむソウルのUPLOADです。
今回の滞在のメインイベント=『クワンファムン(光化門)』のデモを滞在の中日に体感してしまったので、
その後はなんか脱力感というか、惰性感というか、拍子抜けで過ごしてました。
あるいは光化門広場を埋め尽くすソウル市民のパワーにあてられたのかもしれないですね。
前述しましたが、今回はいつもの定宿エリアを離れ、
『梨泰院(イテウォン)』、『恵化(ヘファ)』に滞在してみました。
『イテウォン』は昼間は寝てる街、さながらシャッター商店街のようで、ネオンは切られ、
店先には虚しくペットボトルが転がっていて、ちょっと寂れた印象すら感じさせる。
それが夜になると地下鉄駅は次々人を吐き出し、店のテーブルには若者がとりつき、
路上を行き交う外国人が増え、方々から音楽が鳴り響く。
夜光虫のように光り出し、夜行性の獣のようにうろつきだす、そんな活気にあふれておりました。
そうなると一人身の旅人はツライですなあ、優しいのは立ち寄ったケバブ屋さんぐらい。
そんな一人旅の男たちがホステルには詰まってますので、リビングにいると誰かしらのカオがあったりします。
ホステルやゲストハウスはこういう点では気休めにはなりますね、ホテルより。
イテウォン辺りだと宿泊客の「チャイナ率」もものすごく減り、
フランス語訛りの強い英語を話すアルジェリア人とか、
アメリカ人というよりテキサス人というほうが伝わるようなヤツとか、他国籍が入れ代わり立ち代わり。
そういえばイテウォンのホステルはスタッフも英語を話す韓国人だったなあ、
安宿だと「ワーキング・ホリデイ」で働くチャイニーズ(台湾、香港、本土・・・)が多いんですけどね、
彼らは韓国人学生だったのかな。

日曜には『ヘファ』へお引越し。
こちらは東大門の北にある学生街、
『ヘファ』というより『テハンノ(大学路)』といったほうが通りがいいかも。
宿はあえてネット最安値、ドミトリー1泊900円しない宿を選んでみると古めの老舗ホステルがご登場。
それでも広くて清潔でした、チェックインしたのが日曜だったため、
さいわいMIXのドミもそれほど混んでおらず。
前日まで宿探しに悩み、チムチルバンでカラダをほぐすなんてのもありかなあ、と思ったり。
結果、繰り返しの出入りと荷物のことを考えると、ドミのほうが便利かなあ、という結論に至ったわけで。
「ヘファ」は以前の定宿からも近いんで、ご飯食べに足を延ばしたり、
ブラブラしたりの経験もあったのですが、あらためて掘り下げて歩き回ると、まあ、物価が安い。
http://delfin2.blog.so-net.ne.jp/2015-04-07 駱山公園
ジワジワと物価上昇を続けるソウルの中でもやはり学生の街ということもあって、とくに食べ物が安い。
コンビニのコーヒーで「500w」ってのがありましたよ、ビツクリ。
新村、弘大あたりと似ている感じかな、宿代が安いのも頷けます。
冬の暖かい日差しの中、財布にも暖かい街、というのは大げさか。
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商店街を歩いているとカフェ・スタイルの小さな店にちょっとした行列が。
おやっ、と思って眺めると
どうやら「アメリカンドッグ(韓国ではなんというか知らない=読めない)」の専門店。
垂れ幕に「1,000w」って書いてあり、その下に「チーズ入り」1,500wって書いてある。
え、読めないくせに「書いてある」とはなんだ? って?
女のコグループが頼んでいたのを耳にしたのだよ、フフフ、読めなくても聞き取りはできるのだ、ふふふ。
ソウルといったらこれだよな、と毎回食べてるオトコが身を乗り出しましたが、どうにも「揚げ」待ち行列中。
この街にはしばらくいるのさ、また寄らせてもらうぜ、と風来坊を気取り、後回しにしたところ、
駅の近くに出店が出ていて、その中に人を集めている「アメリカンドッグ」屋台を発見。
こっちは並んでなかったのでテントに割って入り、「はな、じゅせよ(一個、チョウダイ)」と声に出した。
揚げたてをもらい、ケチャップ、マスタードを自分でぶっかけ、齧りつくとアチアチのモチモチ。
最近のは衣がモチモチなのかな? あるいは学生街バージョン? 専門家の方、教えてくらはい。
重ねてマスタート、ケチャップの横にきな粉のような、ピーナツを刻んだようなナゾの粉が皿に置かれてる。
女のコはそれをまぶした上でケチャップをかけている、指でつまんでみたら甘みの薄い砂糖のようだけど、
いまいち正体がつかめない、やっぱし専門家の方、教えてくらはい。
エネルギーを充填して、東大門へ徒歩で南下することに。
真っ直ぐ歩いて行くと鍾路6街の屋台街、
Doota方面から『タッカンマリ通り』へ入っていくあのあたりへぶつかる。
12月だというのに冷え込みが緩く、風もないため、歩き続けていると汗ばんでくる陽気。
さらに突き進み、友達のベイビーに靴下の土産を、と思いましたが、
『新平和市場』は改装中らしく、肩透かし。
やむなくシャターの前で店開きしていた路上の店で補充完了。
ひたたび南下し、今度は『乙支路(ウルチロ)』を真西に進み、『中部市場』を目指す。

狙いは「メルチ(じゃこ)」、ここのものが細かくて柔らかく、おまけに安い。
ご飯にもうどんにもバシバシ常用、あ、そうそう、ペペロンチーノにブチこんでもイケますぜ。
ナニ? 箱ごと買っていけって? アジュマ~、ひと箱はいらないんだ、1,5kgもあるじゃないかあ。
半分だといくら? え、そのまま半額でいいって? 750gでも多いけど、ええい、買っちゃうよ。
いつもの感じでいつものソウルが流れていき、気がつ けば帰国日でゴザイマス。
07, DEC. 2016 @ ICN
恵化駅
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