Four Corners @Las Vegas [Las Vegas (U.S.)]

―DAY4― 10月5日
朝から容赦ない日差し、10月にも関わらず、短パンで暮らせそうだ。
ラス・ベガスに到着し、今日から11日までは現地観光局のアテンドで動くことになっている。
観光局の現地アレンジとなると「せっかく来たのだから」ということで、
回りきれないぐらいのスケジューリングが用意されるのが常道。
これはラスベガスに限ったことではなく、観光局に取材許可をお願いした際の悩みのタネ。
なにせ自分たちで歩く時間がないぐらい予定ビッチシ、ということが多いのですね。

日本出発前に送られたPDFのドキュメントには時間刻みのスケジューリングがビッチシ、
そこには取材、ミーティング・アポ、食事の時間も回数もガッツリ記載されていた。
国立公園を自力で巡っていたのんびりペースはここまで、
ベガスでは売れっ子タレントのように動き回ることに。
まあ、編集もカメラマンもドライバーもいないので、「売れっ子タレント」からは程遠いけど。

あわせて昨夜、ようやく旅のはじまりの躓きの謎が解けた。
1日目は深夜に到着し、ベッドに倒れ込み、
2日目は寝不足のツケを払拭するため、ベッドに沈み込み、
3泊目の昨夜ようやく『ベラージオ』でゆっくりメールをチェックし、
アレコレ調べたことで謎は解決の方向へ向かっていった。

10月1日 ラスベガスでは悲惨な事件が起きていた。
https://www.bbc.com/japanese/41466370 「ラスベガス銃乱射事件」
あまりに凄惨だったのでこの事件を記憶されている方も多いと思う。

この事件直後にアメリカ「入国」していたのですね。
フライトは日本時間2日、到着の身には事件が起きたことも知る由もなく、
乗り継ぎの空港ではセキュリティ・レベルがガッツリ上がり、
到着したサンフランシスコで入国検査や手荷物検査が厳しくなり、
バッコリそれに引っかかった形となり、大いなるタイム・ロス、LAじゃないのに。

こちらは時間を失い、取材行程に影響が出ないことばかりを心配し、
日本に報告メールなどをしておりましたが、
返信メールには「現地ダイジョウブ?」とか「気をつけて」とか、
事情のわかってない身には腑に落ちない返信が多かったのですね。
まさかラス・ベガスで58人が亡くなる悲惨な事件が起きていたとは。

振り返ってみると「ビジター・センター」は半旗だったし、
ベガスの各所では「VEGAS STRONG」の文字、空港到着だけではわからんかったけど。
戻ってきたベガスのホテルはセキュリティがやけにキビシク、
さらにほとんどのショップ、レストラン ファストフードの店頭には警備員が立っている。

事件は悲しく残念でしかないが、街の中はさらに安全で安心、観光客の表情は明るい。
渡航延期、旅行自粛しているのは日本人観光客だけ、というぐらい日本人の姿は見かけない。
こうなると取材当日に事件に出くわさなかったことが幸いだったのかもしれない、と都合よく捉えていた。
旅先はオプティミストでいたほうがイライラが募らないからね。
さあて、まずは『ザ・ストリップ』エリアの取材だ。





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