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Fly to McCarran International Airport @Las Vegas [Las Vegas (U.S.)]

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―DAY1― 10月2日

白羽の矢が飛んできたのは8月下旬、「すぐに行ける代役」という鏃がこちらに刺さったようだ。

取材予定の編集担当が家庭の事情で飛べなくなり、
「写真撮影」「海外運転経験」「通訳なし取材」「航空券やホテルの手配」・・・、
とひとりでこなせることが好都合だったようで、「10月に飛べますか」というお声がけに。

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『ブライス・キャニオン』、『ザイオン』、『ラス・ベガス』、『セドナ』を巡る取材なのだが、
「取材後にNFLの取材を入れ込みたい」という条件だけ出すと編集部に了承いただき、取材行が決定した。
サン・フランシスコ(SF)でのゲーム取材なら帰国便ルートを外れることもないのでOKが出た様子。
もちろんSFの取材、滞在費はこちら負担ですけどネ。

この時点で9月下旬にソウル&釜山をうろつくことが決まっており、
9月28日に帰国、10月2日にUSAに飛び立つ、というあいからわずなスケジューリングに。
3日だけ家に戻るならそのまま成田に居ればいいじゃないかという話もありますが。
韓国に1週間、USに3週間って、家賃をムダに費やしているこの人はバカでしょうか。

https://delfin3.blog.ss-blog.jp/2017-09-27 おんたいむソウル&釜山

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久々、ユナイテッドのフライト、成田第1ターミナルからご出立。
SF乗り継ぎで『ラス・ベガス』へ向かい、レンタカーを借り出し、ユタ州『カナブ(Kanab)』へ。

02 Oct 2017 16:55/10:25 UA838 NRT/SFO
02 Oct 2017 12:40/14:20 UA492 SFO/LAS
14 Oct 2017 15:15/17:35 UA146 PHX/SFO
20 Oct 2017 11:30/14:35+1 UA837 SFO/NRT

前記した取材地を2週間で巡り、フェニックスからSF入りし、そこで1週間という行程。

https://www.gousa.jp/destination/kanab ユタ州カナブ 公式サイト




ちなみに現在、SFにNFLのフランチャイズはありません。
日本でも人気の「49ERS」は2014年から「シリコン・バレー」の中心地サンタクララへお引越し。
取材対象は「オークランド・レイダーズ」、BARTで「ベイ・ブリッジ」を渡った隣町にあるチーム。

かつてはシーズンがあまり重ならなかったこともあり、
NFLとMLBはスタジアムを共用することも多かったのですが、現在は唯一の共用フランチャイズ。
その前時代的存在も2020年にラス・ベガス移転を申請中(2017年時点未承認)なので、
ここで観られるのもあとわずか、というわけで。

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9,5時間のはずのフライトは1時間ほどディレイしてSFに到着、ここから悲劇の幕が開く。

混雑で有名なサンフランシスコの入国審査はやはり長い行列、1時間近く並ぶ羽目に。
2:15の乗り継ぎ時間、つまりこちらの持ち時間はドンドンなくなっていく。
さらにトランジットの手荷物検査が異常に厳しい、
ほぼ全員がバッグを開けるよう命ぜられ、厳重なチェック態勢で時間を奪っていく。
(セキュリティが厳しかった理由は後日判明、この時は知る由もなし)

ゲートに駆け込んだのは12:35、当然、扉が閉まっており、置き去り確定。

アメリカでは国内線乗り継ぎができない、なんてのは電車乗り過ごしたレベルのよくある事由、
慌てず騒がずトランジット・カウンターへ向かった。

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「今のフライト、乗れなかったんだけど次の便に振り替えてくれますか」

「OKよ~。IDとEチケット・ナンバーある?」

「どんな便でもいいので、なるべく早く行けるやつお願いします」

「次は14時過ぎのフライトだけれどそちらは満席だわ。LA経由でもいい?」

カウンターのおねえちゃんは手慣れた感じでキーボードを叩く。

「行けるならドコ経由でもいませんよ」

自分で言いだしたものの、おねえちゃんは少々苦戦しているご様子、表情からしてもイマイチ冴えない。

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「う~ん、ゴメンネ、16時のフライトしかないわね。LA経由も空いてないの、16時の直行便だけね」

「じゃあ、あきらめてそれで待つしかないですね。ありがとう」

02 Oct 2017 16:40/17:44 UA1416 SFO/LAS

時刻は13時前、振り替えてもらったフライトは16:40、
国内線ターミナルなのてラウンジもなく、売店でコーヒーを買い、Wi-Fiを繋ぎ、
チェックインが遅れることを宿に、現地入りが遅れる旨を日本に、それぞれメールしておいた。
18時前にベガスに着くなら、まあ、悪くないだろう。

ところが悲劇の幕はまだまだ閉じなかった。

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16:40のフライトに乗り込み、ウトウトしていたが機材が動いていないことに気づいた。
出発前の最終エンジン・チェックで時間がかかっている、という案内、ベルトをしたまま、待つだけだ。
ふたたび眠りに落ちてしまい、出発案内の放送で目を覚ますと時計は18時を過ぎている、
本来ならばベガスに降り立っている時間だった。

結局、『ラスベガス・マッカラン国際空港』に到着したのは20:20、
フライト・ミッシングで4時間、このフライトで2時間、合わせて6時間の遅れ、
前記のタイム・テーブルを見ればわかるが、本来なら到着地でディナーを食べ終えているはずの時間だ。

しかも移動はまだ終わっていない、ここから4時間のロング・ドライブ、少しばかり眩暈がしそうだ。




『マッカラン国際空港』の到着ロビーから無料の大型バスに乗って、レンタカー会社のカウンターへ。

ご存知のようにアメリカのレンタカー会社は空港カウンター並みのバカデカイターミナルを抱えている。
ベガスではデカイばかりでなく、スロットマシーンも出迎えてくれる。
ここでは予約番号を告げただけで、手際よく運転席に潜り込むことができた、悲劇の幕は閉じたのかな。

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ロング・フライトの疲れを気にする間もなく、ロング・ハイウェイ・ドライブへ。

どこかでコーヒーかサンドイッチでも買い込んで走り続けよう、そういえば夕食もまだだ。
カーナビに最終目的地の宿のデータを入れると「所要時間4時間」と表示された。

そう、たった「あと4時間」だ。



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