旅先のヨロコビ from Singapore [Singapore]
金曜のシンガポール、現地おんたいむ情報でございます。
といっても友人宅のある『Punggol(ポンゴール)』という住宅地に引き籠っているので、
観光情報的なものを提供できず、すみません、絵面も全然、シンガっぽくないし。
寒風が吹きはじめた師走の日本を離れると、待っていたのは雨季のシンガポール。
雨季だろうが赤道近くの気温は安定度抜群、温度計は朝から26℃を示し、日の高い時間に30℃に至り、
日が落ちると25℃ほど、眠りにつく頃には涼しい風が吹きはじめ、窓を開け放ってもベタつくこともなし。
雨が降ろうが降らなかろうが、連日測ったようにこの気温帯、
短パン、Tシャツ、サンダル履きで近所をウロウロしております。
日本人旅行者は「雨季」というと「梅雨」を連想しがちですが、
こちらの「雨」はスコールなので、強く降り潔く去るので、市内観光にも滞りなし、観光してないけど。
「雨季」に来星した場合も雨具は不要、モールやスーパーで買い物している間に止んじまいますぜ。
なんて書いたけど、到着翌日の火曜、昼過ぎに降り出したスコールは雷鳴轟かし、夕方まで降り続いた。
シンガポリアン曰く「今年は雨量が多い」ということなので、世界的異常気象の一端かな、これも。
この日はフライトの疲れもなく、朝早く目覚めるとお義母さんが「カヤ・トースト」を差し出してくれる。
「3in1」の甘ったるいコーヒーとカヤ・トースト、こういうものでシアワセ感じる安上がり旅行者健在。
ノンビリ過ごしていると上記のスコールでお出かけ不能、
「ゆっくりカラダを休めなさい」という天の差配か、都合よく解釈し、
お言葉に甘えて、暗くなるまで部屋でコーヒー&読書タイム。
夕食は「バラ肉大根」とでもいうのかな、お気に入りの一品をお義母さんが覚えていて、作ってくれた。
いつも訪問の際にはアレコレたくさん家庭料理を作ってくれるんですね、
スキキライなしの大食いバカは出したものなんでも食べるので「来る前から作るの楽しみにしてる」と友人談、
なにせお義母さんは広東語なので感謝の言葉も伝わらないけど、毎食多謝感謝謝々です。
TVタレントの影響か、「人の握ったおにぎり食えない」とかいう人増えてますけど、
旅先でそんなこと言っていたら旅は一向に広がらない、ホント、ドメスティックな潔癖自慢はウンザリ。
水曜日は雨上がりの涼しい風が吹き抜けるもそれも午前中まで、午後はすっかり赤道付近の南国陽気。
近所のショッピングモールなどブラつき、ホーカーズでいつもの味に親しみ、
$2(≒160円ね)のスイカジュースでやっぱり満足する安上がり旅行者。
夕食は友人夫婦が「うまいワンタンミンを食べに行こう」とクルマで隣駅へ。
頼んでくれたのはドライ(汁なし)「ワンタンミン」、甘辛ソースが絡んだ麺に揚げワンタン、
澄んだスープにはこちらもワンタンが浮かんでる、$3,20也けり。(写真3)
飲み物は「テ・ペン(アイスミルクティ)」、コンデンス・ミルクが染みて、やっぱり安上がりにシアワセ。
木曜は一日雨もなし、というか「シャワーが増える」(スコールのこと)ぐらいでそれが「雨季」なのです。
観なくてはならないものも、食べなくてはならないものも、やらなくてはならないものもない旅先、
そうなると「外籠り」状態で旅して来ている意味もなくなりますが、
来て、感じて、味わって、それだけでも充分、極端だけどこっちの空気を吸っているだけでも大充電です。
男性は買い物もしないですからね、旅行先で買い物しないとかなり時間を持て余します。
この日は持て余さないようPCやカメラパーツ探して『Sim Lim Squre』目指して、お出かけ。
冷やかしてみたものの収穫はなし、小腹が減ったので叉焼饅頭(日本よりかなり小ぶり)でも買うかなと、
蒸し器が湯気を立てる店を訪れると店の人がいない。
「お~い」と声をかけても昼下がりのヒマな時間で気配ナシ、あきらめて軽く麺でも食べるか、と歩き出した。
肉まん2~3個で$3弱、上記のワンタン麺が$3,20ですから軽食もご飯もあまり変わらないのデスネ。
1ブロック先、店頭でオーブンの熱もそのまま、店員が手袋してエッグタルトを取り出している。
「お、いいじゃん」と思い、店の奥に分け入るとけっこう混んでいて、若い客たちが甘味を楽しんでる。
「掘り出しもの、めっけた」と空いているテーブルに着き、「えっぐたると、リャンカ~(2個)」と示す。
焼き上がったばかりのそれは触れないぐらい中身が熱い、無理して頬張ったら口の中がヒドイことに。
2個で$2,60、やっぱり安上がりな旅行者。
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