Queensway @Singapore [Singapore]
―DAY8― 6月24日
深夜にスコールがあったせいで、シンガポールの朝は心地よい風が吹いている。
昨夜は食い過ぎ炭水化物腹を抱え、22時過ぎに帰宅した。
KLから赤道に向かって南下してきたのに涼し過ごしやすい夜風が出迎えてくれた。
朝起きたものの、長距離移動の疲れか、なんとなくボケボケ過ごしていると、
午前中、オフで家にいる友人から声をかけられた。
「昼メシどうする? 朝食べてないから早いけど『ロティ』食べない?」
「食べる食べる」
昼には少し早かったが二つ返事で即答、二人してサンダル履きでHDBの向こうにあるホーカーズへ向かった。
「ナニ飲む?」
「いいよ、買いに行くよ。ナニ飲む?」
「『バリ~(Barley)ら~』」
「OKら~、『ロティ』頼んどいて。カレーは任せる」
そういって飲み物屋(正確な名前を知らないが、ホーカーズの一角にはかならずあるのだ)で
バーリとテ・ペン(アイス・ミルクティ)を頼み、それを抱え、テーブルに戻ると
すでに焼き上がった「ロティ」が来ていて、カレーも2種類が並べられていた。(写真3)
https://singapore.navi.com/special/5036644 シンガの飲み物(シンガポール・ナビ)
「『マトン』と『チキン』を頼んだから、シェアしよう」
カレーをつまみながらKLのことや彼の仕事の話などしながら、ブランチ・タイム。
香辛料の刺激が緩んだカラダと気分に刺激をくれそうだ。
「今日の午後は?」
「ああ、クイーンズのスポーツ・コンプレックスに行ってみようかと思って」
「クイーンズウェイ? 行ったことあるの?」
「初めてだけどわかるでしょ?」
「ははは、あんたの心配はしてないけどね、午後から仕事だけどわからなかったら電話して」
「ロティ」を平らげ、テレンコテレンコと帰宅し、それぞれ出かける準備をした。
特に出かけなければならないわけではなかったが、疲労感に任せると家から出ない居候になり下がりそうで、
KLでも買いそびれたテニスウェアでも探そうとそんな計画にしていた。
これは各国を歩いた旅先情報ですが、各スポーツで使う競技用シューズは日本のネット通販が世界最安デス。
街歩きの「スニーカー」は東南アジア各国の物価に伴い、安いものがゴロゴロしているので、
現地で買い替え、古いスニーカーは店で処分してもらって帰ってくる、というのもよくやりましたネ。
ですがテニス、バドミントン、サッカーといった競技用のシューズは日本のネット通販が最安値です、確実に。
あ、そうそう、最近は少なくなりましたが、旅行だからと新しい靴を下ろしていくのは、海外旅行には不向き。
異国の地では遺跡にしろショッピングモールにしろ、異常なほど歩き回るので、
ご自身のなかで一番歩きやすい靴で行くのが正解です。
暑い国へ行くからと、日本の空港からクロックスでぶらついている人を見かけますが、
ソレ、見知らぬ街での歩きに適さないから、アンタ。
『Queensway』へはMRT「Commonwealth」の駅からバスを乗り継いで行くのだが、
スコールが呼び込んだのか過ごしやすい涼しさに乗っかることにして駅から歩いてみることにした。
見知らぬ通りではなにか写真に撮りたくなるものがあるかもしれないし、なにもない道行きかもしれない。
などと思っていたら、駅を出た先の交差点で小さな人だかりのお出迎え。
交差点の信号灯の柱にリッターカーが激しくキス、凹んだラジエターからは情熱が激しく湯気を立てている。
起きたばかりの事故のようで、ようやくパトカーが到着し、現場を整理しはじめた。
あまりにホットな事故現場、写真を撮る気にはならず、野次馬を置き去り、目的地を目指した。
ほんのり汗ばんできたぐらいの頃合いで『クイーンズウェイ』の大きな交差点へ。
駅から離れた街外れなのだが、ショッピングモールがあるからか人が行き来している。
あるいは向かいの「IKEA」が人を集めているのかもしれない。
小ぶりなショッピング・ビルの中に進むとスポーツ店スポーツ店スポーツ店のラッシュ、
アジアによくある「電気街」のスポーツ店版ですねえ。
お出迎えは強烈なエアコン、汗ばんだシャツを一気に乾かしてくれるサービス付き。
シンガポールでも人気スポーツはバドミントン、
「お、ラケット」っと思って踏み込むとテニス店でなくバド店なので肩透かし。
次いでサッカー・ショップ、ここでは英国流に「フットボール」、「サッカー」は米語でござい。
テニス・ショップも数店あり、掘り出しもののシャツとショップ・オリジナルの振動止めをゲット、
何気なくやって来たのだが、充実の買い物タイム、アラめずらしや。
ついでに向かいの「IKEA」もぶらついてみて、日本同様、ホットドッグに齧りついておいた。
「IKEA」の向かいから市バスに乗り、『チャイナタウン』を目指す。
やりたいことがあるわけではないが、市場や雑貨店などブラつくにはちょうどいい場所。
夕食前に帰宅すると、お義母さんの手作り料理が待っていた。
「大根と豚肉の角煮」が強烈にうまい、ほんのり脂っこくて、甘い醤油が効果的。
「黒酢炒めもの」は、酸っぱい汁をかけるとご飯がいくらでもススムくん、また炭水化物腹だぞ、コレ。
どれぐらいおいしいかって? 写真撮り忘れるぐらいでさあ、ダンナ。
気兼ねない晩御飯、友人宅なんだけどホントに里帰りしてきたみたいな気分。
Queensway Shopping Centre
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