Conference Championships 2017 [Sports]

PLAYOFFを戦い抜いた最後の2チームがSUPERBOWLの出場を争う最後の大一番、
『Conference Championship Games』。
毎年記してますが、チャンピオンシップの2試合は「シーズンでもっとも質の高い試合」といわれてます。
日本でも有名なSUPERBOWLがオマケに思えてしまうぐらい、
数々の名勝負が繰り広げられてきた『カンファレンス・チャンピオンシップ』。
SUPERBOWLは立候補地で行われるので、
フットボールならではのHOME&AWAY感がやや薄れるわけですね。
HALF TIMEにビッグ・アーティストが登場するなど全世界生中継の大イベントなだけに、
ゲームとしては「凡戦が多い」などといわれております。
それも4地区制の導入やワイルドカード枠の増加などでプレイオフの質が高まり、
必然、SUPERBOWLも接戦が繰り広げられるようになってきましたけどね。
それでも『カンファレンス・チャンピオンシップ』が一番質の高い試合であることに変わりはナシ。
ホント、このゲームのために9月からレギュラー・シーズンを見ている気がします。
試合の質からいうとSUPERBOWLはオマケ感すら漂う、というのはチョット言い過ぎカナ。

現地時間1月22日、まずはAFC CONFERENCE CHAMPIONSHIPSからKICKOFF。
#4 Green Bay PACKERS @ #2 Atlanta FALCONS by FOX
http://www.nfl.com/gamecenter/2017012200/2016/POST20/packers@falcons?icampaign=GC_schedule_rr#menu=gameinfo&tab=videos
シーズン成績は
GB 攻撃 ラン 20位、パス 7位、トータル 8位
ATL守備 ラン 17位、パス28位、トータル25位
パッカーズはリーグ1位の14TDを上げた#87TEネルソンが肋骨を骨折したがなんとか出場、
#12QBロジャースの第一ターゲットなので彼の存在のアルナシは攻撃成立に影響する。
ATL攻撃 ラン 5位、パス 3位、トータル 2位
GB 守備 ラン 8位、パス31位、トータル22位
視野の広いQBが攻撃を牽引し、爆発的な得点力を誇るオフェンス偏重の両チーム。
ファルコンズはシーズン後半からプレイオフにかけて、ディフェンスが成長中、
さらにはシーズン通し、OL陣が先発メンバーを維持しているリーグ唯一のチーム、
と健康面とチーム状況にはアドバンテージが多い。
一方のパッカーズは前記のネルソンのほかにも主力選手のホトンドがケガを負い、
良いとはいえないチーム・コンディション。
とはいえ、そんな彼らには8年連続プレイオフ出場の経験と自負がある。

パッカーズが#1シードのカウボーイズを破ったことで、
ファルコンズには思わぬ「ホーム・フィールド・アドバンテージ」が回ってきた。
先週で最後となるはずだった『Georgia Dome』に追加のラストゲーム、ファンにはたまらない贈り物だ。
ボールを受けたファルコンズの1stシリーズ、13プレイを重ね、6:36を費やし、
最後はゴール前2y、ショベルパスが決まり、7-0と先制。
同じく攻撃力を誇るパッカーズもテンポよくボールを進めるが、
サック王#44LBビーズリーのプレッシャーがキツイ。
レッドゾーンに踏み込むことができず、23yでストップ、
結果41yのFGトライ、しかしこのイージー・キックが外れてしまった。
AWAYのパッカーズとしては3点でもよかったのでキッチリ反撃の狼煙を上げ、
さあ、続いての展開へ、と繋げたかったが結局、この失敗が最後までチームに影響を及ぼしてしまった。
相手がミスをしたら畳み掛けるのは兵法の常識でもあり、スポーツの常道でもある。
続くシリーズ、ファルコンズはふたたび12プレイ、5:21と時間をかけ、
47yのFGで追加点を上げた、10-0。
こうしてパッカーズ守備陣は疲弊し、ファルコンズ守備陣は得点も得て、フレッシュな状態、
そういう守備を相手にそれぞれの攻撃陣が戦いを挑み続けるのだから、結果も見えてくる。
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第2Q早々、パッカーズはふたたび23y地点へ。
#22RBリプコウスキが12yのロング・ゲインでゴール前に迫る勢いを見せたが、
#32CBコリンズがボールをかき出しファンブルさせると自らリカバー。
パッカーズは反撃の得点どころか、ゴール前でボールを失う、魔の23y地点か。
ボールを奪うとエースレシーバー#11WRジョーンズへボールを集め、
最後は#2QBライアンがスクランブルから14yを走り、TD、17-0に。
前半終了前、得点がほしいパッカーズだったが、
#12QBロジャースがQBサックを受け、11yのロス、
3rd&21でロングパスに挑んだが、#37FSアレンがINT、ミスを重ねる結果に。
前半残り1:50、しっかり時間を消費し、ゴール目5yに迫る。
リードしている立場からするとFGでの追加点でも充分だったが、
残り7秒、エースWRジョーンズにTDパスを貫いた、24-0。
手を緩めれば寝首を掻かれる、それがプレイオフ、
HCクインは就任2年目ながらポスト・シーズンはどう戦うべきなのか、シーホークスで学んだのだろう。
ファルコンズは前半だけで8人に投げわけ、325yを稼いだ。
周囲の予想を裏切り、一方的なスコアで前半を折り返した。
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第3Q、ボールを受けたパッカーズだったが3&OUT、
するとファルコンズは2プレイ目でWRジョーンズがパスキャッチすると73yを独走、31-0に。
TD+2ポイントの8点を得ても、4シリーズが必要な計算、この独走劇でゲームは決まってしまった。
その直後、12プレイ、4:32とパッカーズらしいじっくりとした攻撃でTDを奪い返す、31-7。
ここからTDの奪い合いとなり、37-7(PAT失敗)、37-15(2P成功)、
第4Qに入っても44-15、44-21(PAT失敗)と、前半についた点差のまま、試合を終えた。
パッカーズはケガで先発を欠き、後を埋めた若手にパス・ドロップが多く、攻撃はリズムを掴めずじまい。
試合中にも4人をケガで欠くという災難にも見舞われ、
一方的な展開となったラストにはQBロジャースもサイドラインに下がるという状態に。
18年ぶり、2回目のSUPERBOWL出場となったファルコンズ、
シーズン通して先発メンバーが健在だったOLラインはQBライアンに安心感と時間をもたらしていた。
392y、4TDという数字がそれを表しているといってもいいだろう。
エースWRジョーンズは180yを獲得した。
全米でも貴重な4大フランチャイズ(MLB,NBA,NHL,NFL)を抱える大都市アトランタだが、
チャンピオンを生み出したのは1995年のMLBブレーブス以来のことだ。
#4パッカーズ● 21-44 ○#2ファルコンズ

同日、NFC終了後にAFCがKICKOFF、フットボール・クレイジーはTVの前から動けない。
#3 Pittsburgh STEELERS @ #1 New England PATRIOTS by CBS
http://www.nfl.com/gamecenter/2017012201/2016/POST20/steelers@patriots#menu=gameinfo&tab=videos
シーズン成績は
PIT攻撃 ラン 14位、パス 5位、トータル 7位
NE 守備 ラン 4位、パス12位、トータル 8位
先週のチーフス戦でTDを上げられなかったスティーラーズが、
平均失点リーグ1位のペイトリオッツ守備からどう得点するのかがこの試合を執するキーだ。
NE 攻撃 ラン 7位、パス 4位、トータル 4位
PIT守備 ラン 13位、パス16位、トータル12位
かつては「スティール・カーテン」と異名とともに守備がウリのチームも今は変貌、
リーグ駆使の破壊力を誇り、多彩でもあるペイトリオッツの攻撃をどう止めるのか。
雨が降りしきるボストン郊外フォックスボロにある『Gillette Stadium』、東海岸時間18:40にキックオフ。
8度のSUPERBOWL出場を誇る両チーム、9度目のチケットを手にするのはどちらなのか。

ボールを受けたペイトリオッツ、わずか6プレイでFGを決め、3-0とあっさり先制。
3&OUTの応酬から得点を奪ったのはペイトリオッツ、ノーハドルを交えつつ、ボールを進め、
最後は#15WRホーガンに16yのTDパスが通り、10-0に。
先週、170yを走った#26RBがホールを見つけて走るスタイルでランを重ねるが、
左股関節を痛め、ロッカー・ルームに下がった。
それにも関わらず、じっくりボールを進め、13プレイ、6:16をかけ、
最後は#34RBウィリアムスが飛び込み、久々のTDを奪った、10-7。
そんな反撃をあざ笑うかのように9プレイ、3:48、
#33RBルイスとの「フリー・フリッカー」から34yのパスが通り、
WRホーガンがふたたびエンドゾーンに駆け込んだ、17-6。
一戦必勝のプレイオフでこういったスペシャル・プレイを出せるチームは本当に強い。
スティーラーズもプレイオフ常連、あきらめず15プレイ、6:04をかけ、
ゴール前5yまでボールを進めるがTDを奪えず、FGで17-9。
RBベルが好調でもTDを奪えなかったユニットが彼を欠いたことは大きな痛手、
前半終了前にTDを奪えていれば、試合の展開は変わっていたに違いない。
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後半のキックオフ、ボールを受けたスティーラーズは3&OUT、
それを確かめるようにペイトリオッツはFGで追加点を重ねる、20-9。
フットボールでは追いかけるチームが精神的優位を得るといわれているが、
先に得点をされるとその優位性は一瞬で失われてしまうのだ。
前半終了間際にFG止まり、後半先に点を奪えなかったことは追いかけるスティーラーズには大きな痛手だ。
膠着状態に陥りそうだったがそれを切り裂いたのはやはりペイトリオッツだった。
三たび、WRホーガンが39yのロング・ゲイン、このシリーズをTDに結びつけ、27-9に。
直後のシリーズ、最初のプレイで#17WRロジャースがファンブル、
ペイトリオッツがボールを奪うとわずか4プレイで#11WRエデルマンにTDパスが通る、33-9。(PAT失敗)
第4Q、2y残してのギャンブルも失敗、RBベルの負傷で「キラーB」は精彩を欠く。
守備の奮起でペイトリオッツの攻撃を止めるも、直後のプレイでINTを喫し、八方塞りの状況に。
ペイトリオッツは着実にFGで追加点を重ね、36-9、
ノーハドルを重ね、なんとかTDを奪い、36-17(2P成功)、しかし時すでに遅く、勝負は決した。
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WRホーガンはキャリア・ハイの180y、QBブレイディはポスト・シーズン記録の384y、
QBロスリスバーガーはポスト・シーズン4度目の300yオーバーを記録、
しかし皮肉にも4度とも敗れている。
ブレイディ、HCベリチックは7度目、オーナー・クラフトは8度目のチャンピオンシップでリーグ最多、
そんなペイトリオッツがリーグ記録となる9度目のSUPERBOWL出場を決めた。
(ブロンコス、カウボーイズ、スティーラーズが8度)
彼らとファンの合言葉は「One More Game, One More Win」、その言葉通り、目指す勝利はあとひとつだ。
#3スティーラーズ● 17-36 ○#1ペイトリオッツ
前述したこととは正反対にチャンピオンシップの2試合は一方的な展開に。
敗れた両チームはケガ人の多さが試合運びに大きく影響した。
能力の高い先発メンバーが故障しないことが重要だが、
それを支えるバックアップにも質の高いプレイヤーを抱えるチームが真の強さを発揮するのだ。
単純にいい選手を揃えるだけではタフなNFLでは生き残れない。
フレッシュなファルコンズ、層の厚いペイトリオッツ、そんな彼らがヒューストンで対峙する。
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タグ:NFC Atlanta SUPERBOWL 決勝 New England Patriots Championship Conference Championships Atlanta FALCONS ATL Packers FALCONS Playoff Green Bay Packers GB Green Bay Post Season Pittsburgh STEELERS AFC NFL ヒューストン Road to SUPERBOWL Patriots プレイオフ ポストシーズン シード チャンピオンシップ スーパーボウル pit ne Pittsburgh New England Steelers
おはようございます。
訪問&niceありがとうございます。
by 覚醒のXPERIA (2017-02-07 06:34)
>覚醒のXPERIAさん
遅くなりました、こちらこそありがとうございます!!
by delfin (2017-02-23 02:33)