Aljunied @Singapore [Singapore]

―DAY13― 6月28日
日曜の朝、スコールが急ぎ足で駆け抜けていった。
路面を濡らす程度の降りは辺りを冷やすわけでもなく、
揮発する水蒸気が蒸し暑さを割り増しにし、過ごしやすいはずの午前中を台無しにしてくれた。
キッチンでお義母さんがドラゴンフルーツを切ってくれ、強烈な色合いの果物が今日の朝ごはんに。
グレープフルーツ・サイズをグレープフルーツ・スタイルでスプーンで突いて食べる。
朝から南国のエネルギーとビタミンをタップリ充填、病み上がりにはちょうどいい朝食。

このところ熱い日が続いており、政府が「水を節約するように」という警告を出したらしい、まさに「乾季」。
「取水制限」までには至らないようだが、上水を隣国マレーシアから買っている国としては熱すぎるのも心配のタネ。
「この国で得られるものはなにもないから」というのがシンガポリアンの皮肉なジョーク。

この日はSNSの知り合いと約束をしていたので、地下鉄で『Newton(ニュートン)』へ。
偶然にもこの週末に来星していたので「待ち合わせてランチしましょう」という話になった。
ニュートンそばの『シェラトン・ホテル』に滞在している、というのでロビーに出向いた。

「『ペッパー・クラブ』を食べたい」というので地元で人気のレストラン『No Signboard(無招牌海鮮)』へ案内することに。
地下鉄に乗り、『Aljunied(アルジューニ)』駅へ。(現地発音だと「アジュニー」)
エアコンの効いた車内から駅の外に放り出されると午後の強烈な暑さが襲いかかってきた、今日はなにしろ暑い。

「『チリ・クラブ』は外せない」と取り上げているガイドブックが多いが、
地元では甘い「チリ・クラブ」よりも刺激的な「ペッパー・クラブ」が通好みでもある。
「チリ・クラブ」は甘めのチリソースに旨味が出ているので、パンを頼み、ソースをすくって食べるのが楽しい。
「ペッパー・クラブ」は身に旨味が残っているので「蟹感」そのままにカブりつくのが楽しい。

週末となると予約必須の店だが、ランチタイムだったので予約なしでも席に着くことができた。
エアコンの効いた室内の席を確保して、カニを注文、こいつは量り売り、いわゆる「時価」ですね。
中振りサイズを2匹頼み、一方を「ブラックペッパー・クラブ」、片方を「ホワイトペッパー・クラブ」でお願い、
2匹で$140++(++はサービス料とTAX)、チョイとぜいたくランチです。
「ホワイトペッパー・クラブ」(写真5)の写真だけ、なにせ手がベトベトなので、一眼レフを握れませぬ。

殻を割りながら手掴みでクラブにカブりつき、手も口の周りもベタベタ汚しながら食べるのが楽しい。
いちおうビニールの手袋はくれるが、結局、煩わしく、直でいったほうが食べやすい。
クラビング(とはいわないだろうな)で汚れた手を洗い流し、ホテルに送り届け、ランチ・ミーティングは散会、
それぞれの旅先に時間に戻っていった。

行き慣れた電気街へ出向き、PCパーツやらUSBアイテムやらを物色。
パ―ツなどが多い『Sim Lim Square』と携帯グッズなどを中心とした『Sim Lim Square』が通りを挟んで建っている。
電気「街」というほどの規模ではなく、小さな店がいっぱい詰まった電気「ビル」ですね。
世界中のTVをタダで観られるネット・チューナーが目新しいらしく、人を集めている。
イリーガルだがルールにキビシイ国でもこういうものが売られているところがとってもアジアティーク。
MRT Aljunied
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