Pasir Ris @Singapore [Singapore]

―DAY3― 6月18日
カラリと熱いが、風があってここちいい天気だ。
赤道に近いこの国では「暑い」という文字のほうがふさわしいが、
前日のスコールが湿気を洗い流したせいか、この日は「熱い」という陽気が広がっていた。
熱い午後はエアコンの効いたカフェでのんびり過ごし、夕方になって『Pasir Ris(パサ・リス)』へ出向いた。
MRT駅なのだが、直通のバスがあったので市バスで行くことに。
古くからの友人と会社帰りに会うため、中間地点がこの駅じゃないか、ということになっての待ち合わせ。
夕方混雑する地下鉄よりも座りっぱなしのバスがラクなのだ。

滞在している『Punggol(ポンゴール)』はシンガポールの北東部でMRTの終着駅、
駅上部には新交通システムのLRT(Light Rapid Transit)が接続し、
駅前には市バスのインターチェンジを抱えている。
昨今、東南アジア諸国も地下鉄やライトレールが発展し、
安くてカンタンに移動できるので、土地勘のない旅行者も大いに恩恵にあずかっている。
シンガオール、バンコク、香港、ソウル・・・ 地下鉄ならボラれる心配もないしね。
併せて市バスも利用できると活動範囲は地元の人並みに広がっていく。
それに英国領の名残りを残す二階建てバスは観光気分を盛り上げてくれるし。

シンガポールの場合、こちらのサイトで路線検索が可能、
旅先でもスマホ頼りの旅行者がホトンドですからね、覚えておくと便利。
https://www.sbstransit.com.sg/ SBS Transit 公式サイト
あ、でもこの国の場合、各停留所に路線案内があるのでスマホなしでも充分戦えますぜ。
シンガポールでは『ez-link』というICカードが必携アイテム。
ソウルの『T-money』、香港の『Octopus』と同様、割引率が高いので旅行者でも持っていると便利かつお得です。
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路線ごとに数字がふられているので、観光客で現地の言葉が分からないとしてもダイジョウブ、
それでも不安ならば乗車の際にドライバーに行先を告げて確認すれば、安心デス。
繰り返し記してますが赤道直下、東南アジアだからといって、真夏のスタイルで外出するとエライ目に遭いますぜ。
バスの車内はエアコンギンギン、地下鉄の構内もエアコン、車内はキンキン、
ショピング・モールやデパートもこれでもか、と冷房フルパワーですから。

南国やリゾートに行くからって、空港から浮かれたカッコしちゃっている人いますけどね、
機内は大概冷やし過ぎ、現地はモチロン冷房三昧、と暑い国の方が意外と「寒」かったりします。
ホテルも意外と冷え込みますし。
エアコンが苦手な方は風よけ、冷房除けにちょっとした羽織ものを持参するだけでもだいぶ変わると思います。
「エアコン・ラブ」のこちとらは現地では半ソデ短パンの快適生活ですけどね。
それでも機内には上は羽織れるシャツ系、下はロングのパンツで挑むことにしてますが。
始発のバスの車内は冷蔵庫並みに冷えていて、バス待ちの間にかいた汗を一気に乾かしてくれた。
あるいはこのまま乗っていれば、バナナでクギが打てるようになるかもしれない。

会社帰りの家路を急ぐ人たちで、パサ・リスの駅前は混んでいた。
そのなかから古い馴染みのある顔を探し出し、駅ビル内のエアコンの効いたフードコートへ。
男同士なので飾り気もなく、普通のご飯で夕食タイム。
日本から持参した季節限定のスナック類を土産に渡すと、パッケージを眺めながら喜んでくれた。
特にナニをするわけでもないが、久々の再会で互いの近況を語らい、以前のように戯言を交わす。
「あ、そういえば明日ナニしてる?」
「なにもしてないけど?」
この国に来るのにアレコレ予定を立てる律儀な観光客であるはずがない。
「JB行かない? 金曜だけど有給取ったんだ、使わないと会社に文句言われるから」
そう、この国では残業は50%割増賃金、有給は完全消化が当たり前、
一応、会社が買い上げてくれるルールはあるがそれを臨む社員は少ない。
「ナンダ? いきなり? ナニするのさ?」
「久しぶりだろうからブラっと買い物、あとオイシイモノ、食べようよ」

シンガポリアンは週末、マレーシアのジョホール・バル(=JB)に買い出しに出かけたり、
美味しいシーフードを食べに出向いたりする。
3割ぐらいの物価差があるので週末をそんな風に楽しむので必然、土日の国境は大混雑となる。
「金曜なら国境渋滞ないよな?」
「混まない混まない。だから昼過ぎとかでもいいよ」
ご飯を食べながら明日の「外国旅行」の話が決まった。
MRT Pasir Ris
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